神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

「一勝九敗」

昨日の続きになるが、娘が大学に入学してから既に4年目になるスタバのバイト店は、とても縁のある場所である。実は先日までこのビルにF社の東京本社があったのだ。だから、娘にとっての常連さんがこの会社にはたくさんいるようだ。ちなみにオープン時間に入…

厚かましくも立ち読みの薦め

昼休み、時間があったので、近くのプレスセンター内にあるジュンク堂(淳久堂:名前がいい!)にて、しばし立ち読みをする。好きな本は自分で買って、じっくり紙の質や香りまでも味わいつつ、1ページずつ熟読するのもいい。だけど、立ち読みでパラパラ読みな…

「ブラック・スワン」からの抜き書き

いま、このタイトルの本を読んでいるのは先日お伝えしたばかりだ。今日はこの極めて警句的な、皮肉交じりの本から、私が線を引いた箇所をご紹介したい。 ・複雑でどんどん再帰性が高まる現代の環境では、通念はまったく通用しないのを理解する必要がある。 …

「The Black Swan」

「ブラック・スワン」(ナシーム・ニコラス・タレブ著、ダイヤモンド社)という本を読み始めた。「不確実性とリスクの本質」という副題が気に入ったから珍しく、上下巻で各1890円もする本を買った。実は、ブックオフを2軒も探したが、半額でも売っていなか…

浅田次郎にまたまた嵌まる

昨日は、浅田次郎「天国までの百マイル」を読み終わった。今日からまた浅田先生の短編集「月島慕情」を読み始め、最後の「シューシャインボーイ」から読み始め、帰りの電車で不覚にも、涙がこぼれそうになった。何で泣けてしまうのだろう。彼の小説を読むと…

「天国までの百マイル」 

明日からまたバンクーバーで冬季オリンピックが始まる。熱い日々が繰り広げられるのだろう。単純な私はまたこのオリンピック季節に、夢中になってしまうことだろう。だけど、いまひとつ日本では盛り上がりに欠けているように思う。まあ、始まれば、日本人の…

 浅田次郎「霧笛荘夜話」

今朝の通勤電車で、浅田次郎さんの「霧笛荘夜話」を読み終わった。先日、購入してから一週間あまり、大事に一章ずつ読んできた。専ら、通勤のわずかな時間で連日読んだのだが、この間、小田原の出張にも持って行ったし、土日も持ち歩いたりした。とても惹き…

 「村上龍」さん考

昨日買った渡辺香津美「Kylyn」に触発されて、今日は学生時代に買ったYMOのアナログレコードを取り出して、聴いているのだ。テクノサウンドは最近の口パクの女の子3人組「Perfume」でも復活しているらしいけど、日本のテクノポップの元祖はやっぱりYMO(Yel…

読書家ならぬコレクター?

久々にジムの帰り道、チャリを走らせ、飯田橋のブックオフに行ってきた。まだ、読んでいない本もたくさんあるので、ほんの1,2冊を買うつもりであったが、どこで好奇心のスイッチが入ったのか、7冊も買ってしまった。浅田次郎氏の「カッシーノ」という世…

 「ま、いっか。」から

この週末は久々に何も予定が入っていない。おまけに明日はジムが休館日です。10/19 Led ZeppelinコピーバンドLive、10/22内部管理責任者試験、10/23クライマックスシリーズ中日VS巨人戦、11/1神田古本まつり、11/3上智大浅田次郎講演会、11/7〜8信州山旅と、…

 今年も神田古本まつりに

今日、神田古本まつりに行ってきた。今年は第50回という記念的な年らしい。昨日は授業があったので行けず、その代わり今日は10時のオープン前から行ったのだ。先ずは毎年恒例にもなった印章会館で行われる蔵書印まつりにて、篆刻(てんこく)を行なう。今回…

ブックオフでまたまた宝探し

今日は2カ月ぶりに授業があり、早稲田の街に行ってきた。わずか2カ月とはいえ、懐かしかった。生徒たちとも元気よく再開し、後期からは私の専門ジャンルでもあるベンチャーファイナンス論の講義に入る。あらためてこのビジネスの話を客観的にしていると、問…

谷口ジロー「遥かな町へ」

今日も連日ではあるが、漫画の話題である。この夏、再読したいと思っていたのが、昨日ご紹介したこうの史代の「夕凪の街 桜の国」の外に、谷口ジローの「遥かな町へ」の2冊だった。この2作品は手元にぜひ置いておきたい、と思わせる作品であり、書店で探した…

「夕凪の街 桜の国」に出会えた

涼しい高原気候の信州から帰ってくると、東京の暑さが身にしみる。特に昨日、今日の蒸し暑さは酷いようだ。じっとしていても汗が吹き出すし、ベトベトして不快である。金と時間に余裕のある人々が、軽井沢とか信州の高原の別荘に、夏の間じゅう引き籠もると…

  浅田次郎「月下の恋人」

浅田次郎の「月下の恋人」を読んでいる。浅田が5年越しで書いた珠玉の短編集である。この作品の特徴は結末が全て説明されず、読者の想像に任される点である。時に残尿感というか、物足りなさを感じることもあるが、これも浅田の小説のテクニックであり、読者…

外山滋比古著「思考の整理学」再びブレイク

会社でPCのデータを整理しろとの一斉大号令で、作業をすることとなった。各自のメールとファイルを削減しろとのことである。会社のサーバーがパンパンになっているということだ。おまけに誰が一番メモリを食っているかというのが、意地悪にもランキングで開…

老眼でもいいではないか

今日は日曜恒礼であるジムに、遅刻しそうだったので、自転車で駆け付けると、なんと休館日。毎月、5日・15日が休みであるが、この手の間違いを度々する。外堀沿いを自転車をこぎ、飯田橋駅前のメガネドラッグで調整をして貰う。最近、老眼が進み、書を読むな…

浅田次郎 「憑神」

今日は浜松まで日帰り出張でした。車中から見る富士山はさすがでした。霊峰富士という表現がぴったりな、他を超越している、特別な存在のように感じました。外人客もたくさん乗っていて、たぶんみな感激していたのではと思います。日本人の私が見ても、何度…

相田みつを「厳冬」から

先日、ブックオフで買ってきた相田みつをさんの「新版 にんげんだもの」を通勤の途上で読んでいる。そういえば、日曜日一緒だったHさんも、やはりブックオフで最近同氏の本を買ったと言っていた。Hさんとは好きな本の相性がいいようだ。ブックオフで105円…

ブックオフは宝探しの場

今日は連休を挟んだので、久々の大学院での授業だった。投資決定の判断として、NPV、IRRという尺度を使って、決めるやり方があるという話をしました。NPV(Net Present Value:正味現在価値)というのは、投資した金額Cash Outよりも、将来の収益での回収Cash…

久し振りのボウリングと外国文学

昨日は実に久し振りにボウリングなぞやってしまいました。10年ぶり位でしょうか。最後にいつやったのか思い出せないほどです。3時に品川駅に集まり、プリンスホテルのボウリング場で3ゲームをした。中学の野球部と女子ソフト部中心に3対3でした。まずはそれ…

ちばあきお「キャプテン」と「プレイボール」

小金井の実家の自分の部屋だった書棚には、学生時代からの本がたくさん置いてある。社会人になってからも、本が溢れると車で運んでいたので、懐かしい本がいっぱいある。日常、通勤電車に乗っていると、ページが日焼けして茶色くなった本を読んでいる人がい…

「リーマン恐慌」岩崎さんや剛くんのこと

今日木曜日は、本来はジムに行く日なのだけど、その為の準備もして重いバッグを担いでいったけど、何故かひどく疲れていた。それで、春日で降り、「鯛助」で刺身盛りと蛤を買い、家に真っ直ぐ帰ってきた。最近、遅く寝る日が重なったためだろうか。だけど、…

「はてな」からの素敵なプレゼント

家に帰ると、「はてな」から素敵なプレゼントが届いていた。注文していたダイアリーブックである。すなわちこのブログ「神楽坂のキャピタリスト」の過去1年分を”本”にしたのである。2007年12月9日から書き始めたので、2008年12月9日までのちょうど丸一年分…

読書は心の中に街を作る

久々に小説を読んだ。それも50ページ程の短編である。北方謙三の「煙草」というタイトルのモロッコが舞台になった男っぽい話だった。最近は小説からはとんと遠ざかっており、実務書やファイナンス関係の本ばかり読んでいた。明らかに読書傾向が偏っているの…

いい出会いの多い一日

今日は結構忙しい日で、あまり社内にはいなかった。午前中は門前仲町の会社に行き、回収交渉を行ない、その後、一緒に行った同業キャピタリストのS氏と近くのジョナサンで昼飯を食べる。とても寒い一日だった。ファミレスで食事をすることは珍しいが、海鮮う…

「20世紀少年」完読

今日は元旦である。夕方、買い物ついでに街に出かけ、毘沙門天善国寺で初詣を済ませてきた。今年は妻が風邪をこじらせており、恒礼の光照寺での除夜の鐘つきも赤城神社の初詣出も行わなかった。だから、年末から休みに入っても、専ら年賀状を書いたり、家で…

浦沢直樹 「20世紀少年」

中学の友人龍ちゃんから、突然ずっしり重い宅急便が届いた。何事かと開けてみると、浦沢直樹の漫画「20世紀少年」全22巻+「21世紀少年」2巻の計24巻が入っていた。どうりで重いわけだ。そういえば、先般忘年会で会った時に、そんなことを言っていた。最近、…

大原悦子 「フードバンクという挑戦」

貧困と飽食のあいだの現代社会の矛盾への挑戦たる活動「フードバンク」。「食」という身近な問題をテーマにしており、誰しも分かり易い問題ではあるが、その活動、そういった組織であるNPOがあることさえ知られていない。そこに切り込んでいったジャーナリス…

姜尚中「悩む力」を読んで

TBSでやっている「フェルメールの暗号」を観ながら、書いている。フェルメールにまつわる秘密を推測していく。現在、オランダの画家・フェルメール展が上野の東京都美術館でやっており、チケットは朝日新聞の購読者サービスで貰って、持っているので、近々平…