神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

2009-09-01から1ヶ月間の記事一覧

首のコリ

先日来から首の痛み、コリがとれない。朝から既にコッテいて、夜になるとさらに酷くなる。シルバーウィークに、PC作業を集中してやったことが原因かとも思ったが、外にも思いつく原因がある。一つは目である。最近、かなり老眼の進行が早まっており、本や新…

小説風「神楽坂のキャピタリスト」(10) Real Estate ForeverⅢ

VC

この前の話にはまだまだ続きがある。中堅不動産会社キャンペーンを社内ではった男は、その後もJ社の外にも、立て続けに3社に投資を実行した。いづれも東京の山の手から武蔵野地区で展開する不動産会社である。戸建てを専門にしていたり、マンション主体だっ…

なぜ小説を書き始めたのか

昨晩は、20世紀中年の集会ということで、恵比寿の「鉄玄」という店でジンギスカン料理を食べたのだった。店のはからいで、「ウコンの力」を頂き、飲み始めた。肝臓が弱っている気がしていたので、俺個人としてはとても嬉しかった。彼らから「なぜ小説を書き…

小説風「神楽坂のキャピタリスト」(9) Real Estate ForeverⅡ

VC

男の投資をしたJ社はその後どうなったのであろうか。J社の業績は予測を上回るペースで伸びつづけ、増収増益を継続した。投資をした1年半後の98/11に店頭登録を果たし、翌99/11に東証2部に上場し、2001/3には東証1部上場を順調に達成し、ステップアップしてい…

小説風「神楽坂のキャピタリスト」(8) Real Estate ForeverⅠ

VC

ここは本郷三丁目にある住宅展示場である。男が目にしたのは東大の脇に出来る分譲マンションの申し込みに並ぶ人たちの列である。先頭の人は数日前から既に並んでいるとのことであった。家族が交替で昼夜並ぶか、アルバイトでも立てているのだろう。時は1996…

小説風「神楽坂のキャピタリスト」(7) コンテンツⅡ

VC

投資をしてからのS社との付き合いは苦いものだった。大ヒットした作品に続く二発目のヒットが一向に出なかった。米国有名映画監督とのCG映画制作で失敗。タイトルファンドを組むものの、結果的に挫折。借金を多額に抱え、金繰りが悪化してしまった。結局、実…

小説風「神楽坂のキャピタリスト」(6) コンテンツⅠ

VC

ここは高田馬場駅近くにあるオフィスビル2階にある会議室。会議室の脇の作業場はそれぞれの机がパーティションで区切られており、クリエイターと呼ばれる者たちが自由に発想できるような空間となっている。大企業にあるような机を島のように並べた大部屋制で…

PC修理教室に参加して

PC

今日は一昨日の新聞折り込みチラシで見つけた、パソコン修理教室に行ってきた。通常、参加費は1,000円かかるのだが、親子で参加すると無料になるとのことで、娘を引っ張り込み、一緒に参加することにした。我が家はPCに弱い人ばかりなので、自分のノートPCを…

小説風「神楽坂のキャピタリスト」(5) 回想

VC

米国のベンチャーキャピタリストが、キャピタリスト同士の挨拶として使われる言葉に「これまで何社倒産させたか」というものがある。これで相手のキャピタリストとしてのキャリアを測るのである。また、如何にリスクを取った投資をしているかの姿勢と考え方…

気分はアジアンリゾート

昨日(20日)は日曜日の日課で午前中はジムに行く。自転車に乗り、風を切って走るのが気持ちいい。空気が乾燥しており、暑くも寒くもない気候であり、過ごしやすい。1年中、こんな気候ならありがたいが、蒸し暑いときも底冷えのする寒いときもあるから、よけ…

ブックオフでまたまた宝探し

今日は2カ月ぶりに授業があり、早稲田の街に行ってきた。わずか2カ月とはいえ、懐かしかった。生徒たちとも元気よく再開し、後期からは私の専門ジャンルでもあるベンチャーファイナンス論の講義に入る。あらためてこのビジネスの話を客観的にしていると、問…

シルバーウィークの前の晩に

5連休の前の晩、いい感じの時間を送っている。仕事も難題を抱えたりしていたけど、うまい具合に進み、この連休は気分良く送れそうだ。こんな時間をゆっくり味わうために生きているような気がする。 職場を6時には離れ、いつもの春日の鯛助で、赤貝と本生マグ…

これでいいのだ

何故か、今晩はけっこう疲れている。今日、会社である地方紙を読んでいて、気に入った広告があったので、ご紹介したい。ACジャパン(元公共広告機構)の広告コピーである。 「これでいいのだ。それは赤塚不二夫さんが、漫画の中で幾度もくり返してきた言葉(…

蘇えるBeatles

やっぱり、「Abbey Road」はB面がいい。 先週、9/9にBeatlesファンにとっては大きな出来事があった。待望のリマスター盤が4年の編集期間を経て、発売されたのだった。解散してもうじき40年である。これほど飽きられずに、しかも広範な年代層に受け入れられて…

小説風「神楽坂のキャピタリスト」(4) 胎動

VC

ベンチャーキャピタルという、銀行とは似て非なる組織に入った男は、始めはなかなか案件に恵まれなかった。というよりも、銀行時代とは選別の基準がどうやら違うようであることに気付きだした。まずは企業審査から徹底的に叩き込まれた男は、企業の財務諸表…

小説風「神楽坂のキャピタリスト」(3) 再出発

VC

男は93年末に発令を貰い、丸の内の本店を離れることになる。次なる発令はVC会社への出向だった。会社は10数人の小所帯で、青山1丁目にあった。銀行や商社の本社が並ぶ殺風景な丸の内・大手町とは違い、お洒落な街の一角にあった。このビジネスのセンスを象徴…

小説風「神楽坂のキャピタリスト」(2) 挫折

VC

男は八橋大学を卒業し、戦前は政府系銀行で、戦後に長期信用銀行という業態で民間銀行転換した日本産業銀行に入行した。男が初めてVCのビジネスに入ったのは93年末のことだったが、それまでの話を少し辿ってみたい。北国にある地方支店で一通りの銀行業務を…

秋刀魚の話

今年は秋が早い。夜のひんやりした空気と風は既に秋風のようだ。ここ数年は9月はまだ残暑が厳しく、夏であった。5月から10月まで、約半年近くも夏の暑さが続く、この国の気候はもはや亜熱帯性気候である、という意見が多かった。しかし、今年はどうなったの…

小説風「神楽坂のキャピタリスト」 序曲

VC

ビジネスの合間で入った喫茶店で、ブラックコーヒーを飲み、一息つく。ここは神谷町の駅近くのカフェで、ガラス面の広い窓際の席が気持ちがいい。伸びやかな雰囲気の場所に居ると、発想が次々と拡がっていくようだ。正面に鏡があり、アクアスキュータムのネ…

官僚たちの夏

「官僚たちの夏」が面白い。選挙で中断していたが、今日から第2部として再スタートした。TBSは昼間、2時間も使ってスペシャルダイジェスト版を放送していた。一粒で何度も美味しい、TV局らしいやり方だ。このドラマの面白さは日本の戦後の産業史を実話で描い…

シアトル美術館所蔵「美しきアジアの玉手箱」

六本木ミッドタウンにあるサントリー美術館に妻と行ってきた。先般、サントリービール工場見学に行った際に貰ったチケットがあった。シアトル美術館所蔵の日本・東洋美術名品展「美しきアジアの玉手箱」をやっており、この日曜日(9/6)までで終わってしまうの…

韓国料理で一杯

昨晩(4日)は大阪からO君が訪ねてきたので、Y君も呼んで、インターナショナルアーケード(新橋〜有楽町の高架下)にある「まだん」で韓国料理を肴に飲んだのだった。まずは韓国のりとナムルとキムチと枝豆と冷や奴とサラダで生ビールで乾杯。ここは7時まで…

 ディタッチメントとセレンディピティ

3年前の夏に書いた日記というかメモ帳を取り出して書いている。 実家から学生時代(高2〜大4)の日記(大学ノート4冊)を久々に持ってきて読んだ。浪人時代の一生懸命な自分、大学生活を謳歌する自分がそこにいた。昔の自分を感傷ではなく、客観的に見る(デ…