神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

秋刀魚の話

macky-jun2009-09-09

  今年は秋が早い。夜のひんやりした空気と風は既に秋風のようだ。ここ数年は9月はまだ残暑が厳しく、夏であった。5月から10月まで、約半年近くも夏の暑さが続く、この国の気候はもはや亜熱帯性気候である、という意見が多かった。しかし、今年はどうなったのであろうか。9月もまだ初旬というのに、秋らしい日和が続いている。
 秋は秋刀魚が美味い。松茸、栗、戻りカツオ・・・収穫の秋、食卓を飾る食材は多い。しかし、安くて美味しい、庶民の味方はやっぱり秋刀魚であろう。秋の深まりとともに秋刀魚の漁獲量も上がり、安くなっていく。今年の秋刀魚は豊漁であり、たくさん楽しめそうである。
 先日の土曜日、妻が新宿小田急ハルクのデパ地下の魚屋で、5匹500円の秋刀魚を買ってきた。この日は売り場の改修1周年とかの記念特売で、幾つかの目玉商品があったようだ。外にもスルメイカを5杯500円、甘エビたっぷり、シジミ、シラスととても楽しい安さに出会え、妻は喜んで帰ってきた。
 その日は秋刀魚2匹をさばいて、新鮮な刺身を食べた。1日空けた月曜日には塩焼きを食べた。そして、4日経った今日は生姜とみりんと醤油で味付けした煮魚として食べた。わずか5匹500円の秋刀魚が3様にも愉しめた。この間、前後して、スルメイカの刺身、はらわたのホイル焼き、一夜干しの焼き物、スルメの煮物のヌタあえを食べさせて貰った。
 安い食材を何通りにも愉しむ。貧乏人の恐るべしアイディア。まさに妻の料理の腕には脱帽である。金を出さないでも、美味しいものは身近にある。工夫と考え方次第で、いくらでも輝くことができる。妻の料理を見ていて、そんなことを学んだ。