神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

エリザベス・テーラー逝く

macky-jun2011-03-27

 大震災や原発報道が続く中で、3/23にエリザベス・テーラーが亡くなったとひっそりと報じられた。近年は表舞台に登場することはなかったが、映画史上で一番美しい女優とも言われる大スターだ。79歳であり、私の母と同じ歳だ。親年代の女優なので、必然的に子供の頃は茶の間のテレビでよく観た馴染みの顔でもある。リズは女優として初めて認識した人であるかもしれない。
 兎も角、抜群に綺麗なひとで、ネットの画像検索をしてみたら、太ってしまった晩年を除いてどれも美しいので、選ぶのにも困った程である。通常、他の人の場合はきれいに撮れている画像を選ぶのに苦労するものなのだが、リズの場合は逆なのである。稀な美しさはただ見惚れるばかりである。年代を超えて、美しいと思える人なのだ。
 しかし、彼女の人生はまさに波乱に満ちた生涯を送っている。1932年にロンドンでアメリカ人の両親のもとに生まれ、12歳で銀幕デビューを果たし、「家路」「若草物語」等で子役として活躍。1950年「花嫁の父」51年「陽のあたる場所」で大人の役をこなし、56年「ジャイアンツ」では老け役にも挑戦。63年「クレオパトラ」では初の100万$ギャラの女優となる。アカデミー主演女優賞も2度受賞。
 身長は157センチと小柄であったが風格があり、ブルネットの髪と深く澄んだすみれ色の瞳の持ち主だった。10代の頃は可憐さと品位を兼ね備えた美少女であり、年齢と共に魅力を増して、別格の輝きを持っていた。しかし、8度の結婚と7度の離婚を繰り返し、リチャード・バートンとは2度結婚し別れた。また、病気や怪我や薬物中毒に見舞われ、晩年は車椅子生活であった。私生活はまさに波乱万丈であった。美と富と名声が驕りともなって、肉体や私生活が不安定になったのではないだろうか。人の何倍もの振幅の幅を生きた人ではないかと思う。http://www.youtube.com/watch?v=s0l6gfn54-E&feature=related ←リズのすみれ色の瞳が楽しめます。