神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

国立キャンパスに

macky-jun2009-06-06

 昨晩はブログを書こうと机に向かっていたものの、酒と疲れで睡魔に勝てず、11時前に寝床に。お蔭で今朝は久々に頭も体もすっきりして気持ちがいい。たっぷり寝るとこんなに身も心も軽いのだと再認識した。雨が降っていると涼しく、また妙に安心してよく眠れるのだ。もう10時過ぎなのに、子供たちはまだ起きてこない。
 今日は14時から大学ワンゲル部の総会が、キャンパスのある国立で開かれます。いつもは銀座とか都心で行なうのですが、創部50周年の記念行事ということで、キャンパス脇にある佐野書院が会場です。ここは初代学長の佐野善作氏の私邸が寄贈され、大学関係者のゲストハウスとして使われているようです。卒業して27年も経ちますが、初めて行くので楽しみです。あまり国立キャンパスに行くことはないので、ちょっと早めに行って、ブログ用の写真を仕込んでこようと計画しています。
 このキャンパスは文教指定地区である国立にあり、というか、そもそも大学が関東大震災で校舎が倒壊した神田一ツ橋から、何も無かったこの地に昭和5年(1930)に移転してきた。それを機に街づくりが行われ、大学を中心に碁盤の目のように整えられ、駅から南に真っ直ぐ通る大学通りは春は桜並木でとても美しい。元々この地に駅は無かったため、国分寺と立川の間に出来た駅ということで、安易に”国立”と名付けられたようだが、言葉の音の響きといい、とてもセンスのいい名前だと感心している。
 キャンパスは松やクヌギなどの武蔵野の雑木林に囲まれた中に、ロマネスク風建築様式の校舎が点在している。某商社の名前を冠したK講堂や時計台のある図書館、ヨーロッパの古城のような本館校舎は美しく、訪ねる度に、高校時代に初めて訪れた時と同じ感慨を得る。日本の中でも有数の美しいキャンパスではないかと思っている。
 我々の時代は前期課程1・2年の時は小平キャンパスに通い、後期課程3・4年が国立キャンパスに通っていた。しかし、1996年にキャンパス統合が行われ、学生は国立キャンパスで4年間過ごすことになった。もとより、小生の場合は授業に出るよりは、クラブ部室のある国立にいることが多かったので、国立の街により馴染みがある。東キャンパスにあったワンゲル部室のあった古い建物は、何年か前に火事で燃えてしまい、今は学食の隣の新しいクラブハウスに移った。
 クラブで練習した後は、駅前の居酒屋三好屋の二階座敷で生ビールを飲むのが常だった。安くてボリュームのあるホッケをみんなでつつき、煮込み、豆もやし、焼き鳥で、連日飲むのが楽しみだった。この店は我々が卒業してすぐに、やはり火災で焼けてしまい、今は残念ながらない。当時、通ったロフト・ハウス、ロングタイム、シモン、リカーハウス、パブサン、スペイン・・・といった安くて、学生さんに優しい飲み屋は最早無いのが、とても残念だ。今日は総会の後に、学生時代に戻って、国立で飲むことになろうが、懐かしの店が残っていないので、いったい何処に行ったものか、悩ましいのだ。