神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

(7)−魚浅さんのこと(続)

macky-jun2008-03-14

 一昨日の飲み会では記憶が曖昧なほど飲んでしまったので、今日は会社のグループ会の飲み会があったが、反省し、俺は一次会で失礼し、10時前には帰ってきてしまった。今頃、みんな六本木辺りで楽しんでいることだろう。
 先日、魚浅さんに寄ってタコと小柱を買ってきた。その日に薦めてくれるものを買うのが俺の流儀だが、目の前に大きく身もふっくらとしたとても美味しそうな鳥貝があるので聞いてみると「値段ももの凄くいいんです」と言う。1ケース(7つ位)1,400円といつもの倍近い値段。ちゃんと客の懐を見て、薦めてくれている。
 魚浅さんが店を開いたのは明治34年(1901年)だというので、既に107年お店は続いていることになる。今のご主人折村さん兄弟が祖父の代から3代目である。1ヶ月前にブログに書いたという話をしたら、そういえばここ最近、見かけないお客さんがちらほら来るようになったと言っていた。「魚浅」「神楽坂 魚屋」とかで検索をして、2/8付けブログ「神楽坂考(4)−「魚浅」さんのこと」を見に来る人が結構いるので、その人たちが新しいお客さんになっているのかもしれない。http://d.hatena.ne.jp/macky-jun/20080208
 こんなことで貢献できているとすれば、嬉しい限りだが、ブログやネットの力というものをあらためて感じる次第である。消費の2極化が進む中で、高いお金を払ってもとにかく美味しいものを食べたいという人が多いのではないか。ミシュランガイドが話題になったが、外食グルメに金を使う人も少なからずいる。しかし、自宅で家族とゆっくり美味しいものを食べたいという人もいるわけで、魚浅さんのような本物志向の魚屋さんが極めて珍しくなってきた世の中では、同店の価値は益々高まっていくような気がする。本物の仕事をする貴重な存在だ。つくづくプロフェッショナルを感じる魚屋さんである。