神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

スティーブ・ジョブズの言葉(2)

macky-jun2009-02-05

  昨日の「スティーブ・ジョブズの言葉」の続きです。暫くおつきあいください。3番目の話は、死に関するものでした。17歳の時、「来る日も来る日もこれが人生最後の日と思って生きるとしよう。」という言葉にどこかで出会い、以降33年間、毎朝鏡にそう問いかけてきた。「人生最後の日だったら、今日やる予定のことは本当にやりたいことだろうか?」それに対して、Noの日が続くと、そろそろ何かを変える必要があるかなと、悟ってきました。
 自分が死と隣り合わせにあることを忘れないこと。これが彼が決断を下す最も大きな手掛かりとなってくれたようです。何故なら、ありとあらゆる事柄(外部からの期待、己のプライド、屈辱や挫折への恐怖)は死んだ瞬間に、きれいさっぱり消えてしまうものだからです。後に残されたものは本当に大事なことだけです。だから、自分の心の赴くままに生きてならない理由など、何一つ無いのです。
 1年前(2004年)に、ジョブズはすい臓癌と診断されました。治療不能で、残り6か月の寿命と宣言されました。しかし、彼は苦しんだ後に、その日の夕方にバイオプシー(生検)を受け、極めて稀な形状の腫瘍で、手術で治せると分かり、早速、手術を受け、2009年現在、未だに元気でいます。死は我々みんなが共有する終着点である。今まで誰もそこから逃れた人はいない。死はおそらく生が生んだ唯一無比の、最高の発明品だからです。要するに、古きものを一掃して、新しきものに道筋を付けるものです。君たちもいつかは古きものになって、一掃される日が来る。それが紛れもない真実です。
 君たちの時間は限られている。だから、自分以外の他の誰かの人生を生きている暇はない。その他大勢の雑音に、自分の内なる声や心や直感、自分が本当になりたいことは何かを、忘れず、消されてはならない。
 最後に、ジョブズがスピーチで締め括った言葉は「Stay hungry,stay foolish.(ハングリーであれ、馬鹿であれ)」でした。