神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

なんと久々に大吉が

macky-jun2009-01-02

 「近道は遠回り。急ぐほどに、足を取られる。始まりと終わりを、直線で結べない道が、この世にはあります。迷った道が、私の道です。」映像の懐かしくなるような、哀愁に満ちた美しさと、同時にとてもいいことを言っているな、と感心した。何のことはない「大分麦焼酎 二階堂」のTVコマーシャルである。このシリーズにはいつも耳を傾けてしまう、素晴らしいメッセージである。広告代理店担当コピーデザイナーのセンスが良いのであろう。
 誠に人生は真っ直ぐいかないものである。思ったようにならない。当たり前と言えば、当り前のことだが、思うようにならないのは気分はよくない。しかし、それが人生というものなのだろう。真直ぐ見通せる道などちっとも面白くない。曲がりくねって、次が見えない道だから面白いのだろう。晴れた道ばかりでなく、時に真っ暗闇を歩くこともあろう。確かに暗闇は怖い。何が出てくるかわからない。この先とんでもない目にあうかもしれない。だけど、勇気を持って、注意深く進まなければならない。だから、朝日が上った時、感動できるのだ。そのうち、何が出てくるかわからないことにワクワクするようになるだろう。
 人生は決して思うようにはならないかもしれない。だから、面白い。違った展開に対して、どう対応していくかが試されているのだろう。昨年の元旦にひいたおみくじは末吉であった。なるほど、大変な一年であった。終わってみれば、いいことよりも悪いことの方が多かったかもしれない。だけど、確実にいいこともあった。昨日、地元の毘沙門天善国寺でひいたおみくじで、なんと久々に大吉がでたのである。何年振りだろう。何年も大吉には縁が無かったような気がする。
 まず、短歌が書いてあり、「渦を巻く 谷の小川の 丸木橋 渡る夕べの ここちするかな」。その解説が、「初めは危ない谷の小川の橋を渡る様な心配事があるが、驚き迷うことはありません。後には何も彼も平和に収まります。凡て小さい事も用心してすればよろしい。」です。願い事は「出来かねる様に危険を覚えるが後調う」。商売は「買うのは損。控えよ」。相場は「売れ。大利益あり」。学問は「安心して勉学せよ」。恋愛は「将来幸福になる」。
 これは何を意味するのか、考えてみました。現在の経済環境下では当面厳しい状況が続き、苦しむが、最後は万事うまくいく。商売で「買うのは損。控えよ」というのは新たな投資をしてはいけないということか?だけど、相場で「売れ。大利益あり」というのは、今の株式相場ではちょっと考えにくい言葉なので、悩んでしまいます。まあ、いずれにしろ暫く厳しいようですが、決して悲観せず、いい運勢なので前を向いてじっくり歩め、ということに勝手に理解させて頂きました。