神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

 雨の日の清々しい体験

macky-jun2010-03-08

  連日の雨降りの週末であったが、少し気分のいいことがあった。ジムでいつも会う女性と、親の介護の話をきっかけに話が弾んだ。彼女の名前も、年齢も知らないのだが、トレーニング時間が日曜日はいつも一緒なので、いつ頃からか会えば挨拶を交わすようになっていた。
 おそらく年齢は40歳前半で(女性の年齢の推測は難しい)、スタイルのいい、聡明な素敵な人だ。このジムにはもう8年間も通っているらしい。彼女の父が倒れ、車椅子生活になったのをきっかけにして、自分の老後のことも考え、体を、筋力を鍛えようと思ったらしい。それがジムに通いだした理由だった。
 「老いは必ずやってくるし、肌もいつまでも若いままではいられない。だけど、心はピチピチと若いままでいたい。心ゆたかに、美しく老いたい。」と、語っていたのが印象的だった。「心の持ち方一つで、幸せにも不幸にもなれます。」と、含みを持ちながらも、爽やかに話していた。ちょうど、私も最近考えていたことと同じだったので、共感した。このジムに気がつけば5年も通っているのは、居心地がとてもいいからだった。こうした思考の人が集まる場は、とてもいい気で満ちている。ジムがとっても清々しい空間になっていった。
 この坂はいつもジムに行く時に通る芥坂(暗闇坂)と呼ばれる坂で、市ヶ谷砂土原町の住宅街から大日本印刷の工場のある谷に下りていく所にあります。神楽坂や市ヶ谷は坂の多い所で、坂の上と下では景観がガラッと変わるので、それも面白さの一つです。