神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

一種証券外務員試験終わったよ

macky-jun2008-07-08

 久々にブログ「神楽坂のキャピタリスト」の世界に戻ってきました。ここ1週間ほど挌闘してきた「一種証券外務員試験」が今日あり、まずは無難に終わったかなとの印象です。本当は今度は二種の時のバタバタとは違い、少しだけ真面目にやったこともあり、かなり手ごたえはありました。試験中、「今回のはやけに簡単だな」と余裕もでました。前回の反省を踏まえ、なかなか得るところも多い試験だと思ったので、50歳の身で試験勉強というのはしんどいところもあったけど、「関係ないテーマで脳トレやるよりはいいや」と思い直し、知識をどたまの中に叩き込みました。
 前回、3/19「証券外務員試験を受験して」http://d.hatena.ne.jp/macky-jun/20080319を書いたときに、たぶん金融業に従事する同業の仲間がかなり検索し、訪問してくれました。たぶん、お役に立てる情報を提供できず、がっかりさせてしまったのではと考えています。今回は少し役に立つ受験テクニック的なことも披露してみましょう。始め、一種用の薄いテキスト(きんざい版)で「信用取引」「先物取引」「オプション取引」のみを勉強して、楽勝だと楽観的に考えていました。しかし、CD-ROMの模擬試験を受けると、二種でやった範囲が2/3は出るようなので、慌てて二種の分厚いテキストを読み返しました。総じて言えることは、○×は配点が2点で、選択・計算は10点ということ。ポイントは配点の高い計算問題にあります。しかも、出題される問題のパターンはそんなに多くなくて、せいぜい10パターン。それを理解してしまえば、楽勝です。3分冊からいけば、「信用取引」の委託保証金の計算、「先物取引」の証拠金の計算(株価指数先物国債先物)、限月間スプレッド取引の計算、「オプション取引」はグラフを覚えて損益図から計算すること。オプションもコールとプットが基本で、その組み合わせであるストラドルとストラングルとバーティカル・ブル(ベア)・スプレッドをそれぞれ売り買い(ショート・ロング)で覚えるだけです。
 1分冊は法・規則が主体なので、問題集をやりながらポイントを覚えるしかないのですが、証券税制のところはやっかいなのでしっかり覚えたほうがいいでしょう。2分冊は経済・金融・財政、財務諸表と企業分析は基礎的な問題でまた、大事なところなので一度テキストを熟読しましょう。簡単と思うのだけど、以外に憶えていることがあやふやだったりします。財務指標と配当の問題がよく出ます。株式業務は知識が大事です。債券業務は経過利子や最終利回りや直接利回り計算、転換社債パリティ価格・乖離率計算が必須です。あと、投資信託の種類別特色(中国ファンドMMFMRF)、オプション取引の比較等、表になった商品比較はポイントのみ覚えた方がいいでしょう。それからこれはくだらない話ですが、つまらない引っかけ問題が出ますので、気を付けてください。例えば、「○○を除して」という算式を問う問題が今日は二問も出てました。いずれも、分母と分子が逆で誤りなのですが、一瞬自分の日本語の読み方が違うのかと疑ってしまいました。あまりにもくだらなくて、出題者にもっと中味のある問題出せよと怒りたくなりました。以上です。試験を受けられる方のご健闘をお祈りします。
 関係のない方にはどうでもいい世界、つまらなくて申し訳ない。小生にとっても殆どは日頃、縁のない世界、知識である。だけど、そうした一つ一つの事項は今の自分とは仮に関係なくても、それを通して世の中が見えてくることがある。人間の営みの中に無駄なものはなくて、オプションも先物信用取引も、何らかの理由があって存在しているので、一見つまらないと感じるかもしれないけど、立ち止まって考えてみたい。そこから、明日の自分が少しだけど変わっていくような気がしている。・・・というのが、今回の試験を受けてみての感想です。
 試験というのは終わった時の開放感がなんとも言えず、いいんだよね〜!学生時代の中間・期末が終わった時の、あの爽快感を覚えているだろうか?久々に味わえた。ブログも書きたいと思っていたし、本も沢山読みたい。ストイックな環境に身を置いて、初めて思い出す欲求に気づく。明日から、というか今日からまた、新しいスタートだ。