神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

株式市場12連敗

macky-jun2008-07-05

   日経平均株価が12日連続安を記録した。54年ぶりだという。過去の12日連続安の記録は1954年だから、小生が生まれる前の時代の話だ。なんと、日本の戦後復興期の話である。通常、上げ下げどちらかの一方通行になりがちなのは典型的な新興国株式市場の特徴であるらしい。確かに1954年の日本は新興国市場であっただろう。だけど、2008年の日本市場において何故このようなことが起きるのだろうか?
 また、我々の主戦場である東証マザーズ指数とヘラクレス指数ではともに算出来安値を記録した。国内景気の悪化懸念がじわじわと効いてきているのかと思う。景気の先行指標であるテレビ広告の出稿量が落ち込んでおり、テレビ株や広告出稿の多い花王等の株価も安くなっている。それだけ国内消費が落ち込んでいるという現われであろう。消費者物価が上がっている。エネルギー(ガス、電気、ガソリン等)、食品等の値上げは顕著である。また、消費税値上げの議論も出だしている。一方で、民間ボーナスは前年度マイナスとなっており、サラリーマンの生活は苦しくなっている。生活防衛のために消費は控えざるを得ない。
 では、今後株価反転となる有効な材料はあるかと考えてみたが、とんと思い浮かばない。株価指標面では売られ過ぎを示すサインがいろいろと出ている。投資家心理の強気度を推し量る「サイコロジカルライン」は54年ぶりに0%(12日続落で0%)となった。経験則では25%(3日上昇、9日下落)以下は売られ過ぎという。「騰落レシオ(25日移動平均」は72.44%に低下。70%を下回ると売られ過ぎといわれる。予想PERが15.7倍、PBRが1.6倍。多くの指標が自律反発が近いと示しているが、仮に反発しても長続きしそうにない。下値不安もさらにあるという。この状況を脱するきっかけは今のところ見えない。暗闇に光明は見いだせるのか。
  私ごとですが、ブログを4日間も休んでしまいました。株式市場ではないが、4連敗であり、観測史上(ブログ開始以来)初である。この間、わざわざ見に来てくれた方には誠に申し訳ない思いです。7/8に証券外務員試験というのがあり、3月に二種を受け、今回はその上級資格の一種の試験である。二種では直前3日前から始め、バタバタと危ない思いをしたから、今回は少し早めにと思ってはいたが、結局始めたのは1週間前で、またバタバタ準備をしているところである。直前にならないとやらないところは、学生時代から何ら変わっていない。