iPhone4Sを予約

　　さっそくiPhone4Sの予約申し込みをしてきた。Steve Jobsの急逝に背中を押されたのかもしれない。昨日(10/7)夕方4時から申し込みを開始したが、朝から並ぶ人も現れ、整理券を配ったそうである。しかし、全国一斉に開始した為か、システムダウンしてしまい、現場ではてんてこ舞いだったようだ。震災時の某メガバンクのシステム障害を思い出した。
　ソフトバンク神楽坂店では私の前に既に100名の予約が入っており、14日に発売されるがいつ配布されるかわからない。私のiPhone3GSは来月で丸2年となり、それまでは機器の残債が残っている為、来月になってからゆっくりと機種変更をするつもりでいた。私は新しいモノに一日二日を争う、尖った新しモノ好きでは決してない。しかし、ソフトバンクから連絡があり、急遽、無償機種変更キャンペーンをやることになったという。KDDIがiPhone取扱いを始めることになった為だ。それならば、ということでおもむろに予約をしたのだった。
　新型の4Sはクラウドに対応した基本ソフトiOS5を搭載している。クラウドはITビジネスでの中心となりつつあるが、音楽や写真などのデータを端末上に保存するのではなく、Appleが用意しているデータセンターのサーバー上に預けるサービスである。だから、端末（携帯やＰＣ）のHDD容量を食われることはなく、端末が故障したり、紛失しても安心である。従来のiPhoneはPC上のitunesを通して、データ管理をしていた。
　クラウドになったから、記憶容量はそんなに多くなくてもいい筈なのだが、4Sで追加された最大の64ギガバイトモデルを選んだ。この先、2年間も使うとすれば、どんなサービスが拡大するかわからないので、兎に角、性能の高いモノを持っているに限る。32ギガに対して月額支払料も400円高いだけだった。
　10/5に発表された時に、情報として伝えられていた「５」ではなく「４Ｓ」となり、失望が世界中に拡がった。株価もAppleばかりか、ソフトバンクが4%、KDDIが1%下げた。機能や外観は現行機種「４」からのマイナーチェンジに留まった。しかし、通信速度も2倍の速さになるし、画像表示の処理能力が7倍に、カメラは800万画素にもなるのだ。まして、私がいま持っているのは2つ前の「３ＧＳ」であり、その機能は大きく違う。
　我々は職種柄、なるべく新しい技術にはユーザー側の視点で触れていたい。特に現在はスマホがあらゆる産業構造を変えつつあると言っても過言ではない。Appleが新製品を「５」ではなく「４Ｓ」にしたのは、「For Steve」の意味を籠めたのではないかとも噂されている。翌日の訃報が予感されていたのだろうか。