角田光代原作「八日目の蝉」
ブログを書き始めようと思ったら、友人が薦めてくれたドラマがあることに気がついて、慌ててスイッチを入れた。NHK10時からの、角田光代原作の「八日目の蝉」である。実に重い内容のドラマである。
不倫相手の赤ん坊を誘拐した女性の逃亡劇のようだ。女性は赤ん坊を育てるが逮捕される。そして、その赤ん坊のその後は・・・。6回ドラマの初回であったが、過去と現在が交錯するようで、今日も最後では20年の時間が経過し、その赤ん坊が大人になり、父親に言った言葉が「・・・」。とてもきつかった。
重っ苦しい、暗い内容のドラマであるが、何故か惹き付けられる、たぶん毎週観ざるを得ないドラマとなりそうである。主演は檀れい。北乃きいが重要な役どころで出てくる。ラストの音楽がいつも聴いている琉球音楽「童神〜天の子守唄」であったので、明るく救われる思いだ。
不倫の代償は大きいようだ。心当たりのある世の男女には、ずっしりと投げかけるものが重いだろう。何故、人は面倒な世界にわざわざ入っていってしまうのだろう。好きな人にたまたま配偶者がいた、というが、そんなもんだろうかと思う。そんな修羅場に、心の奥底では惹かれているのかもしれない。