神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

あまちゃん考察

macky-jun2013-07-28

 NHKの朝ドラ「あまちゃん」がとても面白い。昨年の「梅ちゃん先生」も楽しく観たが、それ以上だ。朝、BSプレミアムと地上波1chで2回、会社から帰ってきて食事をしながらHDD録画したものをもう1回と観る。時には前に遡って楽しむこともあるほどだ。
 話しの構成は主人公のあき(能年玲奈)、母春子(小泉今日子)、祖母夏(宮本信子)の3世代を軸としたそれぞれの母と娘物語だ。役達者な俳優たちが脇を固めており、宮藤官九郎の脚本の魅力が大きい。
 何がそんなに面白いのか。幾つかポイントはある。同時進行で幾つかのストーリーが並行して進んでいく。所々に数多くの伏線と思われる仕掛けが為されており、あとでそれが解明されていく。展開が早く、飽きさせない。明るい音楽と共に、笑いのネタが数多くあり、ウィットに富んでいる。被災地である三陸と東京のAKB48にあやかったアメ女・GMTという2つの舞台設定が極みだ。
 このドラマのいい点は数え上げたらきりがない。母春子の秘密「歌手志望で反対を押し切って上京してきたが、何故夢を諦めたのか?」「「ゆいちゃんの母は何故蒸発してしまったのか?」こうした謎が徐々に解き明かされていく。次回がとても楽しみとなり、朝起きるのが待ち遠しくなる。
 鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子)と春子(小泉今日子)の当時の2大アイドルの初共演も、俺たちオジサマ族にはたまらないところだ。時代を巧みに切り取って、母と娘の葛藤、家族の絆を描いていく。宮藤官九郎という脚本家はいろいろなものをパクリながら、ギッシリと15分間という短い尺の中に面白さを詰め込んでいる。
 巷でもこの「あまちゃん」とやられたら倍返しの銀行員物語「半沢直樹」がこの夏、話題となっている。どちらも元気を貰えるのが共通である。元銀行員として「半沢直樹」については別の機会に一稿書くことにしよう。明日も「あまちゃん」が観れるのが楽しみである。