神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

個人投資家フェアに出展して

macky-jun2012-12-16

 12/14(金)15(土)と東京国際フォーラムで開催された野村IR個人投資家フェア2012に出展した。我々はその前日13日から通い、準備作業を行なった。我が社としてはこうした展示会に参加するのは初の試みでもあり、少しでも知名度を上げようということと、小売店チェーンとして屋号と異なる社名のギャップを埋めようとの目的があった。
 37社の上場会社と投資運用会社が6社が参加したこのフェアはそんなに規模は大きなものではなかったが、来場者は予想を上回っていたようで2日間で5000名以上の個人投資家の入場があった。テレビ東京WBSでも取材していた。初日は開場の10時前から200名以上の人が並んでいた。60〜70代のシニアばかりだった。なにしろ我が国ではこの層が1400兆円もの個人金融資産を蓄えていると言われている。少し上向きになってきた最近の日本の株式市場を受けてまた熱を帯びているようだ。
 さて我々はこの日に備えて、出展準備を2か月前から進めてきた。店舗を模したブース造りを狙い、看板を作り、店舗の写真を貼り、棚には古本のコミックとゲームの空箱を並べた。我が社の歴史とネットワークと業績、そして株価情報を盛り込んだパネルを壁に貼り付けた。パンフレットを新調し、ノベルティーには我が社のロゴ入りのラインマーカーセットを配った。
 初日には会社説明会も開き、プレゼンを行なった。若い我々のチームは30代が主体で、学園祭の模擬店さながらのノリで呼び込みを行ない、我が社のPRを繰り返した。日頃、個人の投資家と話を直接する機会はないので、とてもいい経験をした。如何に我が社が認知されていないことを再認識させられたことは勿論、強みや成長戦略を聞かれ、充分納得できる回答ができなかったのも事実である。それに応えていくのが今後の私の仕事なのだと思う。
 今回、責任者としてこのフェアに参加できたことはとても意義深かった。準備作業の過程で、我が社のポジショニングを始めさまざまな議論をし、チーム一丸となって日程をこなした。始まったら祭りのノリで楽しみ、他社のIRも勉強しながらブースを周り、2日間立ちっ放しで足は疲れ切っていたが、とても爽快感のある体験だった。