神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

「Rain」のライブに

macky-jun2012-11-25

 今夏できたばかりの渋谷ヒカリエ東急シアターオーブBeatlesコピーバンド「Rain」のライブに行ってきた。国内でのBeatlesコピーバンドはこれまでも聴いたことがあった。それぞれに日本人らしく器用なバンドであった。今回の「Rain」は2011/2〜9までブロードウェイ・ミュージカルとして上映されたのを皮切りとして、全米ツアー・欧州ツアーを経て、日本ツアーが実現した。
 11/23〜28で計8回のライブステージを行なう。初期からのBeatlesを彼らのファッションに身を包み、そっくりさんに化けて演奏する。「エド・サリバン・ショー」「シェア・スタジアム」「サージェント・ペパーズ」「フラワー・パワー(マジカルミステリーツアー)」「ルーフトップライブ〜アビイ・ロード」の5つのシーンを演じる。
 観客は我々より少し上の年代のシニアが多い。まさにBeales世代なのだろう。私がBeatlesにはまったのは中学1年の時であり、ちょうど彼らが解散したばかりの頃だった。もう少し上の年代に生まれてたらと思ったものだった。「抱きしめたい」「プリーズ・プリーズ・ミー」「ラブ・ミー・ドゥ」の若い頃の炸裂するサウンドで始まり、早くも会場はノリノリの状態だ。私は初期の彼らよりも中期以降の曲が好きなので、エンジンはかからない。
 「サージェント・ペパーズ」辺りから面白くなってくる。Beatlesがスタジオ編集したパーツなどは録音テープを使っており、しっかり演奏していたかはわからない。が、ドラムはリンゴ・スターより巧いと思った。30曲程度が演奏され、「Abbey Road」のB面の「The End」で最高潮に達する。「Let it be」「Hey Jude」がまだ演奏されていないなと話していたら、アンコールはその2曲だった。
 それにしてもBealesというのは活動期間わずか8年という短い間に、よくもこれだけの名曲をたくさん作ったことに感心させられる。35歳の若さで亡くなったモーツァルトは生涯に700曲以上の作品を作曲した。その譜面は書き直した跡が見られないという。天才は短い期間にその役割を果たしてしまうものかもしれない。