神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

「人生はビギナーズ」(BEGINNERS)を観て

macky-jun2012-06-10

  昨日の興奮と開放感から一夜明け、この日はいつものようにジムに行き汗を流し、午後は妻とギンレイホールに行き、またパスポートで映画を観た。この日は「人生はビギナーズ」2010年のアメリカ映画で、日本では今年2月に公開されたばかりだ。
 主人公38歳独身のアートディレクターのオリヴァ―を演じるのは「スターウォーズ」でオビ=ワン・ケノービを演じたユアン・マクレガー。そして、ある日突然、父親(クリストファー・プラマー:この作品でアカデミー助演男優賞を受賞)からゲイだと告白される。末期がんの宣告を受けながら、第二の人生を謳歌する父親と戸惑う息子。やがて父の最期を看取り、オリヴァ―はアナ(メラニー・ロラン)という女優志望の女性と出会う。二人ともこれまで恋愛には失敗を続け、臆病になっている。それぞれ家族のことが自分たちを積極的にできなくさせている。
 この話はマイク・ミルズ監督の実体験を自ら映像化したもので、彼が表現したかったのは「人生の冒険についてであり、自分の殻を破ることについてだ。この映画は、病気や死というものを描いているが、始まりの話であり、変化の話であり、どんなに深刻な時でも心から人生を楽しめるものだという話だ。自分を進化させ革新的に生きて、僕の父のように深く人とかかわりを持ってほしかったのだ。」と語っている。
 いくつからでも人生はやり直しがきく。それは心の持ち方であると思っている。自分はどうせダメだ。ここまでだ、と自分で自分の限界を定めて、人生をつまらないものにしてしまっていないだろうか。私もそのように思い込んでしまうことがある。そんな時は、結婚した時に仲人さんから贈られた「Today is the first day of my rest life.」の言葉を思い返してみる。