神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

凄いぞ、昌

macky-jun2012-04-30

  我が中日ドラゴンズ山本昌投手が偉業達成した。中日球団歴代最高勝利212勝の新記録だ。これまではあの往年の大投手杉下茂の211勝だった。山本昌は現在46歳、プロ29年目になる超ベテランだ。投手はおろか、全現役選手での最年長でもある。先程、日本プロ野球史上での最高齢勝利を挙げたばかりだ。
 それもラッキーな勝利ではなく、いずれも堂々たるものである。今日は7回を0点に抑え、あわや完封するかという勢いだった(注:中日には抑えの切り札浅尾ー岩瀬の黄金リレーがあるので完封はなかなかできません)。昨年は怪我に見舞われ、全く投げられなかった。しかし、今季は登板5試合で33回を投げ、まだ2点しか取られていない。防御率0.55はなんとリーグトップの成績である。恐るべしや46歳。
 46歳といえば私とそんなには歳が離れていない。29年目というのも社会人31年目の私と近い。私が入行してから程なく昌はプロになり、ずっと投げ続けてきた。山本昌の年間最多勝利は19勝である。0〜2勝止まりだったシーズンもある。ここ10年間では61勝しかしていない。400勝もした大投手と違い、山本昌は細く長〜く投げ続けてきた。今季はもっと勝てる試合もあった。何故か昌が登板する日は味方が打てない。今日も1−0の薄氷の勝利である。昌はくさることなく、じっと我慢強く、あの踊るようなフォームで投げ続ける。130キロ台しかスピードの出ない球を140〜150キロ台に見せる絶妙の投球術で投げ続ける。
メジャーリーグではコロラド・ロッキーズのJ・モイヤーが49歳151日で勝利投手になったばかりだ。こちらも127キロの球で頑張っている。昌にも上の上がいるのでまだまだ頑張って欲しい。
 そして我が中日ドラゴンズは弱いとはいえDeNAを3タテし、ヤクルトと同率で目下首位である。名将落合監督が抜け、選手も高齢化が進み、監督も高齢者で、今シーズンは下位転落かと秘かに心配していたが・・・。ところがドッコイである。さすがは往年(1960〜80年現役)の「ミスタードラゴンズ高木守道監督である。背番号1をつけ、盗塁王3回、ダイヤモンドグラブ7回のバックトスの名二塁手、2274安打の堂々たる名選手だったのだ。70歳になっても実に若々しい。歳をとってる分だけ知性的だと、本日相手チームの監督と見比べてそう思った。1992〜95年の監督時には2位が2回あったのみで優勝は出来なかった。今年は是非とも監督初優勝で、チーム3連覇を果たして欲しいものだ。