神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

TARKUS

macky-jun2012-02-12

 NHK大河ドラマ平清盛」が面白い。暫く人気があり視聴率が取れる幕末や戦国時代に集中したから、平安時代というのが珍しく興味深い。松山ケンイチという荒削りの役者が、新しい清盛像を創っている。武士が王家の犬と呼ばれ、蔑まれていた時代。その後、何百年にも亘り、武士が天下を握る時代がやって来ようとは想像も出来なかった。
  このドラマで驚いたのは、音楽にELPの「TARKUS」が使われていることだ。時代劇である大河ドラマにロックが使われているのは極めて珍しい。だけど、激しい時代の移り変わりを表現するのにはロックの激しさがむしろ相応しい。ELPとはEmerson,Lake&Palmer、プログレッシブロックの代表的な存在であり、我々年代では誰でも知っている存在で、私も高校時代に夢中になって聴いた。とっても懐かしい、いつになっても熱くなれるバンドだ。
10数年前にも再結成し、来日したことがあり、私も中野サンプラザで行われたLiveに行ってきた。サイン入りのパンフレットを入手でき、とても嬉しかった。グレッグ・レイクが相撲取りのように太ってしまったことや、キース・エマーソンもかつてキーボードにナイフを突き立て炎上させたのに、だいぶ丸くなってしまったこと、カール・パーマーマイケル・ダグラスのようにカッコよかったが、ドラミングが途中で乱れたりと、それぞれの近況が垣間見えて嬉しかった。
 近年、我々年代の人間がテレビや映画で決定権限を持っているためか、青春時代の懐かしい音楽を聴ける機会が増えている。一昨日から上映されたダニエル・クレイグ主演の「ドラゴンタトゥーの女」には、Led Zeppelinの「移民の歌」や「カシミール」が使われているようだ。さっそく観に行きたくなった。若い時代に聴いてきた音というのは、体の中に浸みこんでおり、いつになっても細胞が動き出すようだ。
 画像は大河で使われている吉松隆のオーケストラ版「TARKUS」です。EL&Pの原版をかわいくアレンジしてますね!