神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

「NDJ48」とは?

macky-jun2011-09-09

  佐々木則夫監督が早速動き出した。「NDJ48」・・・はて何だろうか?なでしこジャパン48プロジェクトだという。若手育成を目的とした強化プロジェクトであり、これから開かれるU19やU16を佐々木監督が視察し、今後のなでしこを支えていく若手を50人程度集めて、強化育成合宿をはるようだ。一昨日の北朝鮮戦で17〜25歳で固めた若い力にすっかり翻弄されたなでしこが見せたように、次代を担う人材開発が大事だ。
 しかし、予選を突破できなければ辞任も考えていた佐々木監督はさぞホッとしたことだろうが、休む間もなく、もう将来に向けた動きをされているのに驚いた。五輪本戦の舞台を見せるだけでも、将来のなでしこ候補生の若者には十分訴えかけるだろうに、もう次の視点で動いている。
 北朝鮮戦前に、いつものことだが、ある編集ビデオを選手たちに見せた。日本のいろんな人たちからの応援メッセージを編集したものだが、最後に、埼玉県の50代男性から「失敗を恐れず、自分を信じ、仲間を信じる。それが今日のなでしこの戦術だ。」大野がすぐに気がつき「則夫だ〜」と叫び、一同大笑いし、試合前の緊張がほどけた。とても如才ない気配りをする人だ。日頃もオヤジギャグを連発し、チームを緩めているらしい。W杯米国戦PK前の笑顔の円陣を思い出す。
 今予選で選手は初戦から体がきつかったようだ。W杯から休む間もなく駆け抜けた約1か月半、疲労は積み重なっていた。欧米チームとは違うアジア独特のサッカースタイルにも苦しんだ。選手たちのコンディション不良を、佐々木監督は予選前の合宿から感じていた。練習を減らし、一つの決断をした。「理想よりも現実的なサッカーをしたい」それが「泥臭くいく」という言葉になった。
 女子チームの監督をすることになって、当初迷ったようだが、娘さんの言葉が背中を押したようだ。「私の友達が遊びに来ても、楽しく話をしているので、お父さんなら大丈夫だよ」元より女性チーム監督としての資質を持っているのだ。愛妻家でもあるらしい。我妻からは「羨ましい」と言われている。同じ年の佐々木則夫監督、これからも素晴らしい采配を期待しています。