スポーツの夏

　 猛烈に暑い日々が続いている。夏真っ盛りだ。米国の株式市場急落と円高も続いている。世界経済が激しく動いている。日本では政局がゴタゴタしており、どうやら菅政権は今月までとなりそうだ。どうも評判の悪い首相で、与党も野党もみんなで寄ってたかって、引き摺り下ろそうとしている。誰がやっても大して変わりはないだろうと思うが、日本の首相任期は一年だと、他国からはまた馬鹿にされることだろう。
　暑い夏の清涼剤はスポーツだ。連日、甲子園で球児達が熱戦を展開している。昨晩は札幌でキリンカップの日韓戦サッカーが行われた。永年のライバルである両国戦はいつも熱い接戦が繰り広げられるが、昨日は3−0と意外な大差で日本が圧勝した。香川の2ゴール、本田の1ゴールだが、パス回しとシュートチャンスの作り方でも以前とは違う成長を感じさせた試合だった。
　香川という類まれなゴール前での足技を持った若者の出現、本田・遠藤という司令塔の活躍・・・なでしこジャパンの活躍を思わせるが、彼女たちから刺激も受けたことだろう。先日心不全で亡くなった松田選手への思いを籠めた戦いでもあった。
　我々の生活でのスポーツの効用は大きい。日々の生活に楽しみを提供してくれる彩りの一つでもあるし、精神面で影響を受けることもある。無くてはならない存在だ。ビジネスとしてのスポーツにも注目している。全世界の人間が何らかのスポーツに熱中する巨大市場でもある。オリンピックのIOC、サッカー・ワールドカップのFIFA、そしてアメリカスポーツ文化圏のMLB/NBA/NFLなどが中心軸でもある。スポーツとビジネスの関係にこの夏は拘ってみたい。