神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

ドラッカーの言葉

macky-jun2011-05-18

 ドラッカーを久々に読んでいる。「明日を支配するもの」の最終章「自らをマネジメントする-明日の生き方」が好きで、折に触れて読み返している。ここで自らの強みを知って、その強みに集中し、さらに伸ばすことであると繰り返し語っている。無駄なことに時間を使い過ぎており、行ってならないことは行わない。
 その為にはフィードバック分析が間違った仕事の仕方を明らかにしてくれるという。私は過去2年分のスケジュール表を持ち歩いているが、昨年の今頃は何をしていたかと振り返ることがある。そうすると随分無駄なことをしていたな、ということに気が付く。しなくていい無駄な努力をいっぱいしており、結果的に徒労に終わっているのだ。
 強み、仕事の仕方、価値観という三つの問題に答えが出れば、うるべき所も明らかになるはずであるという。また、「第二の人生」と題して「中年の危機」の問題を指摘する。「45歳ともなれば、全盛期に達したことを知る。同じ種類のことを20年も続けていれば、仕事はお手のものである。学ぶべきことは残っていない。仕事に心躍ることはほとんどない。」「30歳のときには心躍る仕事だったものも、50歳ともなれば退屈する。だが、あと20年とはいかないまでも、10年、15年は働きたい。したがって、第二の人生を設計することが必要となる。」
 三つの方法で解決できるという。一つは文字通り第二の人生を持つ。単に組織を変わることであってもよい。第二はパラレルキャリア(第二の仕事)、すなわちもう一つの世界をもつことである。第三はソーシャルアントレプレナー篤志家)になる。一つだけ条件があり、本格的に踏み切るはるか前から、助走していなければならない。
 第二の人生をもつことが重要であるのは、誰でも仕事や人生で挫折することがあるからである。逆境のとき、単なる趣味を超えた第二の人生、第二の仕事が大きな意味をもつ。
 こんなドラッカーの言葉に力をいただき、勇気を貰っています。今日も一日、頑張りましょう。