神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

石川遼くんにぶったまげる!

macky-jun2011-03-30

  マスターズの聖地オーガスタから驚くべきニュースが届いた。石川遼くんが何と今期の獲得賞金を全額、大震災の義援金として寄付するという。自分の収入から何分の一かを計算して寄付するのではなく、全額まるまるである。とても、その心意気に驚いてしまった。何で19歳の青年がそこまで出来るのだ。
 確かに石川遼は一昨年、初めて国内賞金王に若干17歳で輝き、昨季も賞金ランク3位で1億5150万円を獲得した。だから、今季も相応の賞金は獲得できる、10代とはいえ、既に日本を代表するプロゴルファーなのだ。石川は「2億円ぐらい寄付できればうれしいし、毎試合、東北の皆さんを考えることにもなる」と話している。
 獲得賞金に加え、1バーディーにつき10万円を寄付する意向という。「(義援金が)いくらになるのかは分からないが、そういう気持ちがあれば自分にも気合が入る。被災した皆さんと一緒に戦うつもりでやっていきたい」とも話している。いったいこの少年は発する言葉はとても立派だし、完璧だ。どこまで高みに昇って行ってしまうのだろう。
 とてもクレバーだとも思った。テレビを始め広告収入は獲得賞金の何倍もあるだろうから、仮に2億円を寄付できたとしても、収入はもっともっと多いわけだから、充分だろう。それよりも国民全体を味方につけ、それと共に自身にも気合が入り、更に上のレベルに上がっていく。更に上を上をと目指す遼くんらしいと思った。とてつもないゴルファーを彼は目指しているのだろう。既に伝説の人物にならんとしている。
 柳井正氏の10億円は別格だとしても、イチローの1億円、松坂大輔の1百万ドルも立派だと思った。だけど、石川遼くんの「獲得賞金を全額」という細かい計算などない大胆さに、申し訳ないけど霞んでしまったような気がする。
 (追記)
 ゴルフの賞金は課税されるが、その課税部分は石川遼くんが埋め合わせるという。またまた驚いてしまった。なんて立派な19歳なんだろう。妻と二人で感心することしきり。こんな子を育てた両親が偉いと思いました。