神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

VonzeP

macky-jun2011-03-06

 ここは日曜の夕方、渋谷のセンター街外れにあるLive Houseである。「Black Dog」の激しいリズムが振動を伴い、会場を木霊した。けたたましい曲はあのZeppelinの名曲だ。純一を囲む観客は皆、白髪が目立ってきたシニアーだ。大音量に体を震わせ、受け止めるのは非日常的な感覚であり、忘れていた心地よさだ。
  今年もLed Zeppelinのコンサートに行ってきました。いやいや、コピーバンドの「VonzeP」です。場所は同じく渋谷クラブクアトロで、3年連続です。またまた小学館の齋藤さんに誘われました。5時開演で30分前には行きましたが、会場は40〜50代のオヤジばかりです。男性95%、女性は僅かですが奇特な方がおられました。このLiveはいつもスタンディングなのです。はっきり言って、この年齢でのスタンディングはとってもキツイです。しかも、この日のライブはなんと8:30まで、延々とこの後、3時間半も続いたのです。その前の待ってる時間から入れれば、4時間半も立ちっ放し、トイレも行けずでした。終わった時は足が棒の様でした。
 さて、肝腎なLiveの模様ですが、時間の長さはさることながら、内容はとても素晴らしかった。特に、ドラマーのChris Sladeである。彼はAC/DC、Asia、Uriah Heep、MSGといったロックバンドを経て、ジミー・ペイジがポール・ロジャースと結成したThe Firmにいたドラマーなのだ。彼のドラミングはこれまで見たことが無いほど迫力があり、正確にリズムを刻む、凄腕だった。パワフルなドラミングは疲れを知らず、最後まで衰えないところが凄かった。
 唯一の日本人ジミー桜井のギターも凄かった。往年のジミー・ペイジを完全にコピーしており、現在これ程、全盛期のペイジのギターを再現できる人はペイジ本人を含めてもどうだろうかと思えた程、巧かった。あとは1年前に観たLAを拠点に活動するLed Zepagainの2人であり、ボーカルはSwan Montgomery、ベースがJim Woottenであった。
 演奏曲はThe Song Remains The Sameに始まり、Black Dog、幻惑されて、Houses of the Holy、Kashmir、Communication Breakdown、Mobbey Dick、Whole Lotta Love、Stairway To heavenほか、アンコールに移民の歌、最後はRock And Rollだった。あまりにも長いコンサートで曲を覚えていないが、Zepの主要曲は殆ど演奏されていた。
 おそらく、現在往年のZeppelinを再現するとしたら、世界中でも最高に近いバンドであったのではないだろうか。ジョン・ボーナムは既にいないが、その外の3人が揃ってもこれだけの迫力ある演奏はできないだろう。そういう意味では今宵、我々は限りなく現役のZeppelinに近い演奏を聴けた。
 ヘトヘトに疲れた50代の我々は、渋谷はさすがに疲れるよな〜ということで2人の住処のある神楽坂に帰った。3か月前に地蔵坂にオープンしたばかりの和風ワインバー「神蔵(かぐら)」で、自慢の焼物料理を肴に一杯やったのだった。料理はこだわりを持ったモノが多いようで、どれも美味しかった。広いカウンターが感じが好かった。小栗旬似のイケメン店長と3人で、僕のiPodに入ったBeatlesを店のスピーカーから流し、Zeppelinの話ではなく「BeatlesはやっぱりAbbey RoadのB面だよね」などと、音楽談義に花が咲いたのだった。