神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

いまの心象風景

macky-jun2011-03-03

  会議室の窓から見える雨の景色がやがて雪に変わっていった。遠くに見える国会議事堂も徐々に霞んで見えなくなった。雪は次第に大粒になっていった。「今夜は積もるかもしれないぞ」
 天候のように、人間の力ではどうしても抗えないものがある。人の努力で変えられることの方が遥かに少ないであろう。ならば、その自然の成り行きを受け入れねばなるまい。
 日々、様々な出来事が起きて、過ぎて行くが、概ね大した出来事ではない。過ぎてしまえば、忘れてしまうことが大半である。日常生活というものは凡庸なものである。しかし、ある事柄を控え、受け入れるまでは過度に心配して、構え、緊張するものだが、大抵のことは何てことなく、極めて普通な落とし所に修まっていく。
 だから、動揺などすることなく、淡々と受け止めて、その都度よく考えて、出来る限りのことをやっていくのみだ。そんなに大したことは出来ないし、快挙も無い。しかし、そんな悲惨な状況にもならない。いざ、そんな事態を迎えたとしても、できるだけ平常心を保って、対処するしかない。
 楽しかった中学時代の思い出を、野球部創部というテーマで書いてきたが、こうしている現在の自分の日常も楽しいものである。負けず劣らず楽しいようだ。仕事はなるようにしかならないと腹を括り、覚悟はしているし、家族も娘の独立等、着実に次のステージに進みつつある。一緒に酒を飲んでくれる友達もいるし、幸いなことに体は健康で、やりたいことは山ほどある。
 まあ、なるようにしかならないから、覚悟が大事である。それぞれが今出来る目の前のことを少しずつ着実にやっていくしかない。一足飛びに出来ることなどまずはあり得ない。日々、諦めずに前を向いて歩いていけば、いずれ何所かに到達するであろう。その道すがらを楽しんでいけばよい。旅の途中で、相棒もできるであろう。楽しい思いも苦しい思いもするであろう。逃げずに真っすぐ歩き続けるのが大事だ。さて、峠までもう少しだ。