神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

(19) 路地裏散歩

macky-jun2011-02-05

 昨日(2/5)は友人と神楽坂の路地裏散歩を1時間半ほどした後に、新宿三丁目末広亭近くの丸港水産という居酒屋に合流し、いつもの中学仲間4名で、いつものようにしこたま飲んだ。ここは名前通りに魚市場のような荒々しい雰囲気(周りをビニールシートで囲っている)の店内と、魚介中心の料理でついつい酒も進む。七輪で帆立、牡蠣、シシャモ、ジャガイモ、野菜を焼き、大漁盛りの刺身で、熱燗を何本飲んだか記憶もない程、ひたすら飲んだ。
 いつも記憶が曖昧にはなるが、特に昨日は酷く、後半は何を話したかさえ記憶にない。危ない、危ない!最近はこのメンバーで飲むと、必ずこのようになってしまう。危ねえ、危ねえ!頂いたちょっと早いバレンタインチョコレートを無くさないでよかった。危ねえ、危ねえ!
 さて、土曜日の神楽坂はとても混んでおりました。地元にいると意外に歩かないもので、こんなに街を歩いたのは珍しかった。第一勧信跡にできた新しいビルに入居した「PAUL」という高級パン屋が先日オープンしたばかりで、外まで行列ができていた。既にパン屋は沢山あるのに競争が厳しいね。フランス人がいっぱい住んでいるのに目をつけたのかな。
 久しぶりに歩くと、店が変わっていたりするものだ。坂下にあった小さな本屋はラーメンの日高屋になっていた。ここ10年間で小書店は悉く店を閉じた。駅の向こうに大きな文教堂ができたせいだろうか。更地になった所は以前何の店だったか、思い出せないことが多い。印象が薄くなっているからで、記憶にすら残らず、自然消滅していくのだ。
 神楽坂に馴れていない人にとって、路地裏に入ると、自分が今どこに居るのか、分からなくなるという。また高低差がある為、坂を上り下りしていると、尚更分らなくなるようだ。平らな土地の街は道路が碁盤の目のようになっているが、神楽坂の地形は道も曲がりくねっており、行き止まりもあるし、迷いやすい。感覚が麻痺してしまう。その幻惑感を味わえるのが、神楽坂の魅力であると私は思っている。