神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

幸福と不幸はメビウスの輪

macky-jun2010-12-13

 ブログを書こうと机に向っていたら、そのまま寝てしまって、既に1時間近く経ってしまっていた。何か夢を見ていたようでもあり、そうでもないようでもあり、記憶は飛んでしまっていた。「今日は、心をみつめる日。」という心理カウンセラーの書いた本を読んでいた。そんな夢の世界に入っていたのかもしれない。素晴らしいと思うことがたくさん書いてあり、少しだけ紹介しよう。
 「幸福と不幸はメビウスの輪のように一つながりで地続きのものなのだ!」不幸が幸の要因となり、楽あれば苦ありで、楽しさが次の苦しさにつながっていくこともあります。すべてはある出来事の結果であり、その結果は次の出来事の原因となっていく。そのように因果はめぐり、永遠に繰り返されて行きます。これは仏教用語で”因果律”と言います。
 悩みや苦しみ、そんな負のファクターも自分を変え、成長させるポジティブな種子となる。後になれば、あの時の悩みがあったから、いまの自分があると理解できる日がくるという。
 原因があって結果がある。過去が現在を作っています。しかし、未来が現在に影響を与えていることもあります。自分が思い描く未来から、現在の自分が変わることもあり得る。
 長い目で見れば、人生に意味のない出来事などなく、自分に起きることはすべて必要だから起こっている。生命の存在さえ偶然のようだが、実は生まれるべくして生まれ、死ぬべくして死ぬ必然的な存在だという。人知を超えた大いなるものの摂理にもとづく必然に支配されているのかもしれない。そのように考えれば、すべては起こるべくして起こっていて、あらゆる出来事には意味があるという。
 そう思って、自分の周りをあらためて見直してほしい。何もいまの困った事態にオタオタする必要はなくなる。たまたま今はそういう局面であり、次はいい局面が登場するかもしれない。天の摂理に逆らってもしょうがなく、それを受け入れる気持ちも必要なのかと思えてくる。さすれば、肩の力がすっと抜けていくのではなかろうか。