神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

凄い若者

macky-jun2010-11-05

  水嶋ヒロが騒がれている。9/20に所属事務所「研音」を退社し、執筆活動に専念すると発表されたばかりだった。芸能界引退・作家に転身とも報じられたが、本人の意思は俳優業もやりつつ執筆活動もやっていくというのが正しいようだ。え〜、作家になるのか。その発表もあって間もない、10/31に第5回ポプラ社小説大賞を受賞したと報道された。しかも、その賞金が高額でな、なんと2000万円!しかもしかもだ、水嶋はその賞金を辞退したのだ。
 驚くことばかりだが、水嶋ヒロは本名の齋藤智裕(応募時のペンネームは齋藤智)名義で執筆した処女作「KAGEROU」で、芸名も肩書も伏せて10/6に投稿し、大賞決定後に作者が水嶋ヒロと判明したらしい。とてもよくできた話で唖然とするが、元々水嶋ヒロの経歴も唖然とする程、凄いのだ。
 1984年、東京都生まれ。父親の仕事(金融機関か?)の関係で、小学校卒業までスイス・チューリッヒで過ごした帰国子女であり、英語が堪能。桐蔭学園中・高ではサッカー部に所属し、高3で出場した全国高校サッカー選手権大会では準決勝まで進み、国見高校と対戦し、平山相太などにゴールを決められ敗退。慶應大学環境情報学部に入学し、2008年3月に卒業。ファッションモデルを経て、俳優に。若手イケメン俳優の登龍門と言われる「仮面ライダーカブト」に出演し、以降数々の映画・ドラマに出演。今年は映画「BECK」に主演するが、現在俳優業は休止中。昨年、歌手の絢香と結婚、同時に彼女の難病も発表し、献身的な夫としても好感されていた。
 という感じで、文武両道、勉強もスポーツもでき、語学も堪能。単にスポーツが好きというレベルではなく、全国高校サッカー準決勝進出チームのレギュラーですぞ。おまけにイケメンときており、人気急上昇中にあっさり、結婚。潔い奴だな〜と男の俺から見ても好感度抜群でした。そして、今回は作家にも転身し、いきなり大賞受賞。しかも賞金は辞退と、あまりにも出来過ぎている。これだけ凄いと嫌みにもならない。唯、唯、唖然である。
 あまりの出来過ぎな話に、「ポプラ社との出来レースだ」との噂がネットでは流れている。同社の小説大賞は2000万円の高額賞金にもかかわらず、第1回の受賞作の評判がいま一つだった。以降3度の開催は大賞受賞なしであった。来年からは賞金が200万円に大幅減額されるらしい。確かに、ポプラ社としては大金を使わずに、広く宣伝することが出来、水嶋としても作家としての好スタートがきれることになる。
 うがった見方をすれば、そう見れないこともない。ビジネスの世界の話である。表に見えない世界で、何でもあるだろう。だけど、水嶋ヒロが歩んできたこれまでの経歴は、間違いなく彼のものである。こうした何でも揃った凄い若者がいるのである。妻が「水嶋ヒロの母親が羨ましい〜!」と嘆いていた。