神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

中日ドラゴンズ王手でちょっと一考

macky-jun2010-10-21

  木曜日はいつもはジムに行く日なのだけど、 今日はCSシリーズが気になり、帰ってきてしまった。昨日同様に集中して観た。観始めて間もなくの2回裏で、早速、点を獲ってくれた。それもピッチャー吉見のセンターに抜けるボテボテのゴロだった。その裏もブランコがうまくタッチアップのレフトフライを打ち、2点目。最低限の仕事が出来たと謙虚な言葉も気に入った。中日らしく、派手さは無いが、地味な攻撃の中でコツコツと確実に点を獲る。そして、先発吉見、高橋、浅尾という中継ぎストッパーのリレーが見事だ。これで、2試合連続18回無失点の完封勝ちである。実に中日らしい、卒のない勝ち方である。落合の理想とする野球であろう。
 落合監督になってからの中日ドラゴンズは強い。2004年に就任してからの戦績を調べてみたが、中日はかなり健闘していて、毎年Aグループをキープしている。リーグ成績は2004年1位、05年2位、06年1位、07年2位、08年3位、09年2位、10年1位でした。07年は巨人にCSで勝って、更に日本シリーズにも勝って日本一を頂きました。だけど、08、09年は巨人にCSで負けています。毎年、常に優勝を争う強い球団なのだ。
 今の中日ドラゴンズ投手力のチーム、守備を重視し、細かく繋ぐ攻撃が持ち味の実に渋い野球をやるチームである。3冠王を3度も獲った派手な強打者の落合博満とは、タイプの全く違った野球をしているように見える。しかし、落合は現役時代から合理的に自分に合ったやり方で、バッティングを極めた人間であり、中日という球団の限られた選手補強力に合ったチーム運営、すなわち戦い方を理詰めに考えた結果がこのようなチーム作りになったと思っている。
 落合はちょっとした勝利や、ましてホームランや得点には嬉しそうな顔をしない。失敗にも顔を曇らせない。どちらもありうべしという表情だ。それがいいのだ。指揮官は一喜一憂しない。それでこそ、選手は監督の顔色など気にせず、伸び伸びとプレーが出来るのだろう。それがいまの中日ドラゴンズの強さではないだろうか。