神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

 日本柔道の復権

macky-jun2010-09-13

 柔道が面白い!連日、世界選手権が行なわれているが、今回の日本勢はすこぶる好調である。日本は男女計16階級の内、過去最多となる金10個(男子4,女子6)を獲得した。1階級に2人(無差別級は4人)まで出場可能となったのが大きい。昨年の前回大会で男子は金ゼロに終わったが、今回復調を示し、女子はその強さを改めて世界中にアピールした。日本のメダル総数は銀4、銅9を加え、23個にもなった。
 各階級の代表が2人に増えたことで、実績のある選手に加え、成長中の若手を起用し、その「二番手」選手が結果を残した。女子の48キロ級の浅見八瑠奈、52キロ級西田優香は前回王者の福見友子中村美里との激戦を制した。また、63キロ級では上野順恵が金、田中美衣が銀と、3階級で金・銀を独占した。また、女子では78超級と無差別級の初の2階級制覇した杉本美香が、塚田真希の後継者を印象づけた。57キロ級金の”野生児”松本薫のギラギラとした眼がとても印象的だった。
 男子では初日の100キロ級の穴井隆将の勝利が勢いを生んだ。以降、73キロ級秋本啓之、期待は大きくなかった若手の66キロ級森下純平、無差別級上川大樹の大金星につながった。また、西山大希の銀メダルも次につながる活躍だった。
 今回、直前でルール改正が行われた。タックル技が禁止され、足を取ることができなくなり、本来の柔道家らしいきりっと真直ぐ立つ姿勢で戦われた。これが日本にとって追い風となった。日本開催の地の利もあっただろう。もちろん、男子の篠原監督、女子の園田監督の指導の成果もあった。ともかく、連日楽しませてくれた。女子柔道を観ていて、改めて感じた。やっぱり私は”強い女性”が好きである。