神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

夏を愉しむ

macky-jun2010-07-26

  暑い〜!実に暑い〜!猛暑日(35℃以上を超えた日)が5日も続いて、東京での観測史上最長らしい。確か、昨年は冷夏だったからか、尚更暑く感じるのだろうか。今日は土用の丑の日、暑い日は何故だか、鰻が食べたくなるものだ。昨晩、小さな鰻を家族で分け合って食べたのだが、今日は昨日買ってきた鰻の肝焼きで我慢です。
 いつまでも暑さが続くわけではない(だけど、あと2カ月は続くだろうな)ので、この暑さを夏らしい季節感と思って、愉しむのが風流というものだろう。夏らしさといえば、夏祭りの勇ましい躍動感もいいが、風鈴の爽やかな音もいい。蛍は都会にはいないが、線香花火の焔のはかなさも、人生の無常を感じさせ、心に浸みいる。いかにも滋養たっぷりな色鮮やかな夏野菜、咽喉ごし優しいソーメン、夏の野外で食べるバーベキューの逞しい美味しさ、茹でても焼いても美味しいトウモロコシ、食後に食べるスイカのサッパリ感・・・・。夏ならではの美味しいモノのオンパレードだ。
 この暑さを理由にちょっと手を抜いてみるのも、この季節の良さであろう。暑い暑いといいながら、一休み。周りを見ていると、そういう人が多いから笑えるよ。私もその中の一人だけど・・・。というか、同じリズムで頑張っちまったら、それこそぶっ倒れてしまうだろう。水分を補給しながら、熱中症にならないように、体大事とひたすらサボる。扇子を仰ぎつつ、ボーっとする。そんなことが出来るのはこんな季節しかない。
 古来、日本人は季節を愛でつつ、その時々にあった行動をし、旬のものを食べ、愉しんできた。いつの頃からか、季節感のない日本人が増えてきたのは嘆かわしい。俳句も短歌も季語がある。季節を感じつつ、愉しみつつ、70回か、80回か、人それぞれだけど、それしかない限りある一生の内の、季節をもっと愉しむべきだろう。そう考えれば、この暑ささえもいとおしいものとならないだろうか。四季のある日本に生まれた幸せを感じつつ、もっと大事に味わいたいものだ。
 この写真は妻の実家の長野の畑で採れた、真っ赤かなトマトです〜。