神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

コリアンタウンにて

macky-jun2010-06-22

 従兄のH君と新大久保駅で待ち合わせ、コリアンタウンに行ってきた。新宿区民として職安通り周辺がコリアンタウンになったのはだいぶ昔からと知っていたが、大久保通り沿いにハングルの店が増えているのにはとても驚いた。というのもこの街は相当前から知っていたので、その変貌ぶりに驚いたのである。 
 近くにある私立K高校を昔受験したことがあった。K高校はいまや東大合格者を多数輩出する名門校であるが、当時は都立校の滑りどめであった。都立高の合格発表まで入学金納入を待ってくれた、大変心優しい学校だったからだ。だから、この街は37年前から知っている。そして駅の近くにICI石井スポーツの店があり、大学時代ワンゲル部だった私たちは、ここに山道具を買いによく来たのだった。神楽坂に住むようになってからも、近かったのでたまに通りかかった。だけど、久しぶりに訪れた新大久保の街はその姿を大きく変えていた。石井スポーツは写真のような韓流グッズショップに変身していました。
 4月から日経新聞土曜夕刊こころ欄に「東京「オオクボ」に住んでみる」を執筆中のH君は、この街のアパートに1ヶ月間住んでいたので、とても詳しかった。(連載は今週末26日が最終回なので見てください。)韓国ばかりでなく、ネパールやミャンマーの食料品店、イスラムのモスクまであるイスラム横丁、とてもインターナショナルな街なのだ。彼は取材で知り合ったお店にフラッと入っていく。
 「辛風KaraKaze」という韓国料理屋に入る。元ロッテホテルの料理長がやっているお店らしい。H君お薦めのチャプチャ(春雨)、海鮮チジミ、味噌チゲ、キムチを食べる。酒は生ビールから始め生マッコリがやかんで出てきた。やかんで注ぐのが韓流だ。
 H君とは少子高齢化で人口減の日本社会では、移民を積極的に受け入れていく政策を考えていくべきだという点で意気投合した。ここ新大久保はニューカマーの外人、すなわち移民が多い。この現状を現地のアパートに住み、多くの人を取材し、皮膚感覚で知っている彼は日本社会にとっては、貴重な存在ではないかと思えた。
 ほろ酔い気分となり、街を散歩する。7割が外国人児童という大久保小学校、ここは外国のようだが、小泉八雲旧居跡が公園となっており、孫文が住んでいたのも近くだ。東新宿駅近くのBar「Power Dining FUMA」でカンパリオレンジを飲み、11時前に別れた。コリアンタウンガイド付きの深い、詳細なツアーを堪能できました。