神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

お龍の登場

macky-jun2010-05-30

龍馬伝」がまた面白くなってきた。毎週6時からテレビの前の床に陣取り、NHKハイビジョン放送で集中して観るのが習慣だ。更に尾が引いて、8時の本放送、10時のBS-2を観ることもある。その位嵌まった時の大河ドラマには集中する。
 最近で言えば、「篤姫」、「新撰組」だ。だいたい1回置きの法則がある。龍馬伝の前の「天地人」は最後まで観たものの、ここまで嵌まらなかった。「風林火山」「宮本武蔵」に至っては途中で観るのを止めてしまった。
 今日の「龍馬伝」にはいよいよお龍が登場する。楢崎龍、龍馬の妻になる女である。モテモテの龍馬が生涯娶った唯一の女。それを真木よう子が演じている。やくざ者に借金のカタとして妹を連れ去られ、荒れるお龍を龍馬が助ける。運命的な出会いである。低いドスの効いた声の真木よう子のお龍は個性的でゾクゾクさせるものがある。このあとの寺田屋騒動での真木の入浴シーンが話題となっている。真木は巨乳らしく、「水戸黄門」のポスト由美かおる候補にもなっているらしい。
 また、新撰組が初めて登場し、龍馬や岡田以蔵に斬りつけてくる。頬骨の出た原田泰造三演じる近藤勇が似ていて、面白かった。原田は前に「篤姫」では大久保利通を演じていた。浅葱色の半纏を纏い、無言で斬りつけてくる集団はさぞ当時の京都の街を震撼させたことだろう。
 幕末のあの時代、龍馬の思う世界と新撰組の考える世界と尊王攘夷長州藩薩摩藩の志士たちの世界では、考えるロジック、理想が違った。新撰組に高邁なロジックは無かったかもしれない。しかし、それぞれの置かれた立場で理想とする社会像、国家像が違い、敵対する。いつの時代でもそうであるが、特にこの幕末という特殊な時空間ではそれぞれのヒーロー像が存在する。そのドロドロとした、決してスッキリとは整理できない、時代の面白さに我々は惹きこまれて行くのだと思う。