神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

友からの相談

macky-jun2010-04-30

 実はいまは連休も後半の5/4であるのだが、この間忙しく動き回っており、殆ど自宅に居なかったのである。今日は漸く落ち着き、朝から居るので、ざっと振り返ってみたいと思う。
 連休前の4/30(金)の夕方に高校の同級生の信さんが会社に訪ねてきた。彼は深川にある中小企業の社長である。溶接機等工場の製造設備建設の元請けをしており、設計を書き、下請け企業に製造を発注するプロジェクトマネジメントのようなことをしている。元々父親がやっていた事業を20年前に承継し、サラリーマンを辞め、独立した。
 この間、メインバンクだった信金が潰れ、債権が整理回収機構に移り、資金繰りでは塗炭の苦しみを味わってきたようだ。ずっとそんな苦労を続けてきたので、彼にとっては日常茶飯事で何てことはないと言う。逞しい友の顔だった。そういえば信さんは高校時代から大人っぽくて、背もでかかったから、兄貴分のようで皆から頼られていたのだった。だから、いま彼がしているプラントマネジメントのような協力企業を纏め上げるような仕事は、彼にぴったりな仕事だった。
 彼が今までとは違う新しい事業の構想があって、そのファイナンスについてどのようにしていったらいいか、相談を受けたのだった。2週間前にも高校の同クラスだったMくんからも、やはり仕事の件で相談を受けたばかりだった。昔の仲間が俺の顔を思い出して、相談に訪ねてきてくれるのは実に嬉しいものだ。だけど、必ずしも満足のいくような回答が出せないのがいつも残念である。
 2時間程相談に乗った後に、夜の新橋の街に繰り出した。いつも行きつけの韓国料理屋「まだん」でたらふく食べて、飲んだのだった。信さんは仕事で何度も韓国には行っているようだった。向こうでは「百歳酒とチャミスール(韓国焼酎)を足して、やかんで飲んでいた」らしいので、同じものを試しに注文すると、小さなやかんに入れて持ってきてくれた。柔軟だ。コクがあり、まろやかな味に仕上がり、何杯でも行けそうな感じだった。自分で事業をやっている逞しい友と50歳を超えて、お互いに様々な苦労を抱えつつ、飲む酒は美味い。百歳酒をチャミスールで割るので、五十歳が飲む酒というオチだそうだ。