神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

自分を楽しもう

macky-jun2010-03-09

  私はこのブログの主人公である「神楽坂のキャピタリスト」に憑依した霊である。何の因果か、この男にたまたま取り憑くことになった。もっと、羽振りのいいカッコのいい男に憑くこともできた筈だ。もっと、ドラマティックな人生を送れる男に憑くこともできた。無論、絶世の美女に憑くことも可能だった。
 何故か身を置くことになった体であるが、対象としては至って、平凡なつまらない体に憑依したものである。広く世界を見渡せば、この体の持ち主は決して順風満帆な人生を送っていない。だけど、そんなに居心地が悪い環境でもない。しかし、頭を悩ます問題は常にある。なかなかうまく行かない仕事のこととか、経済問題、親の介護問題、子供の就職、次にやる講義のテーマとか・・・・。
 懸案事項は物凄く多い。だけど、それが人生。いい話ばかりで、何も懸念ない、レールに乗ったような楽勝な人生など、ありえない。だけど、51歳という人生も半ばを過ぎた体に憑いてしまったのは果たしてよかったのだろうか?疲れやすく、無理が利かない。気力も集中力も長持ちしない。もっと、若い体に憑けば良かったかもしれない。と、霊である私は後悔することもある。だけど、その分、大人としての経験も多く、分別も持ち合わせている。
 交友関係も広いとは言えないし、新しく開拓しようという気力にも欠けている。友達はそこそこいればいいとぐらいに思ってる。男女それぞれに親しい仲間がいる。酒を飲める仲間も、読書友達もいる。メル友もいる。ブログの読者もいる。・・・と、書いていくと、決して一人ではない。
 ゴルフやスキーは止めてしまったしまったけど、ジムには週2回通って、体を鍛えている。ギリシャ彫刻のような体にはなかなかなれないけど、かつてのお腹ポッチャリからは完全に脱したようだ。
 最近はアウトドア派から内に籠るオタク化の傾向があるようだ。憑依した霊である私のせいかもしれないが、内に内にと籠って考えているようだ。まあ、かつては能天気な、アウトドアでアクティブならいいやと考えていた馬鹿だったから、長い人生、バランス考えれば、たまには内省の時間があっていいのだろう。知的で実務にも強い人文系を志向しているようであるが、果たして実態が伴うであろうか、と体を動かしている立場からは危惧しているのである。
 彼の仕事の環境は、現在とても厳しいが、本来の意義に立ち返り、欲を捨てて、有望な企業や経営者を発掘し、応援していくことだ。この私も取り憑いてしまった以上、しょうがないと思っている。つまらない奴に憑いてしまったかもしれないけど、最後まで見届け、応援するつもりでいる。まあ、こんな平凡な奴と暫く付きあってみるのも悪くないかもしれない。
(「吾輩は猫である」調で)