いま思っていること

　　時は過ぎてゆく。いろいろと先のことを憂慮しつつも、時は何も無かったかのように、確実に過ぎていく。心配していたことも大した事態にもならず、また冴えた展開もなく、唯、時は空しく過ぎ去るのみ。何かに期待をし過ぎたり、自分を特別な存在だと考えたりするのは愚かだ。
　唯、時は平然と過ぎていく。今の俺にできることは、誠実に一つ一つを大事に対応していくことだけだ。ただ目の前のことを、自分にできる限り工夫して、時には人の力も借りながら、やっていくのみである。あまり予断を持って、心配し過ぎてもよくないし、全く中期的な視点が無いのも如何なものか。
　心は浮き立たず、地にしっかりと足をつけ、言葉少なく、冷静に客観的に、決して悲観することもなく、もちろん奢ることなどなく、淡々と生きるのみ。世に起こる全てのことを人のせいになどせず、自分のこととして受けとめよう。
　そういう態度で、事にあたっていれば、いつか道は拓けるかもしれない。