神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

クラブクアトロの夜

macky-jun2009-10-20

 閃光炸裂するステージ。ライトが様々な色に輝き、ミュージシャンを印象的に引き立てる。ここは渋谷のセンター街をずっと奥まったところにある、クラブクアトロ。元はPARCO4のビルであったが、西武グループ再建もあり、撤退しブックオフが入っている雑居ビルのような環境である。その4・5Fにある。Rockはアウトローのような場末が合う。
 実は去年も今頃ここに来たのだった。今日もLed ZeppelinコピーバンドであるLed ZepagainのLiveである。昨年も小学館の斎藤さんと行ったのだが、今年は彼から声をかけていただいた。1か月前ほどに行くことに決めていたが、直前になると仕事が立て込んでくる。明日は案件検討会がある。それなのに、6時過ぎにはさっさと職場を離れ、日頃の自分の居場所とは違う、若者でごった返す渋谷センター街を抜け、足早にコンサート会場に向かった。
 会場は俺の年齢周りの男女でいっぱいだった。オープニングは「Rock and Roll」でスタート。次々とZepの有名曲が続く。「幻惑されて(Dazed and Confused)」で最高潮に達する。そもそもZeppelinは長い曲が多いのだが、「The Song Remains the Same」「Stairway to Heaven」「Whole Lotta Love」「アキレス最後の闘い」アンコールの「Kashmir」10数曲の演奏で2時間20分だった。
 Liveの迫力のある音に酔いしれ、当初、忙しいのにどうしようか?体調もあまりよくないぞ。断ろうかとさえ思っていたが、どうでもよくなってきた。高校時代に熱狂したZepの感覚が甦ってきた。本来、こういった感覚を求めて、我々は生きているのではないかと思えた。ならば、仕事の為に、友人と約束した、まして友人から誘われたコンサートをキャンセルするのはお角違いである。Liveが進むにつれ、明日のプレゼンはなるようになれ、という気持ちになった。つまり、覚悟したというか、居直ったのだ。
 50代のオジサン・オバサンが腕を突き上げ、Zeppelinの音楽に合わせ、体を揺すり、くねらせ、踊っている。実にキモいでしょ?そんな、異常な(?)饗宴の場でした。この日も神楽坂に戻り、気になるけど入ったことのない店を数軒訪ねましたが、11時前ということで流石に店じまいでありました。結局、馴染みのおでんの「恵さき」に、落ち着きまして、一杯やりました。斎藤さんや店主と12:30まで談笑し、家に帰れば、就活の話を意気揚々と話している娘と妻に付き合い、結局寝たのは2時過ぎでした。だけど、体調の悪さもなんのその、すっかり吹き飛んで、充実した一日を送れたのでした。