神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

「誰かが嘘をついている」

macky-jun2009-10-06

フジテレビ「誰かが嘘をついている」という痴漢冤罪のドラマを観た。痴漢で捕まった人の有罪率は98%以上。不幸にも身に覚えなく捕まってしまう人が中にはいるだろうが、殆どは有罪になってしまうという。どうやら、現行の痴漢捜査と裁判制度に欠陥があるようである。だから、痴漢を疑われ、拘留されてしまうと、職も失い、場合によっては家族も失う、という何ともやりきれない運命が待っている。自分がそんなことに巻き込まれてしまったら、どうするのだろう。
 そんな可哀そうな主人公を水谷豊が、健気な妻を宮崎美子が演じている。水谷は暫くテレビから離れていたが、どうしていたのだろう。最近はよく見かけるようになった。宮崎美子は私と同期である。彼女が熊本大学の現役大学生で、篠山紀信週刊朝日の表紙に登場し、ミノルタのコマーシャル「いまの君はピカピカに光って」に出た頃から、気になる存在だった。最近は年齢相応に、お母さん(のだめのお母さんだった)やおばさん役が多くなった。しかし、昔同様に彼女は可憐な少女のような表情をときどきする。ちょっと3の字が入っているキャラもいい(サラリーマンNeoのレギュラーでもある)。隠せない老いが時々ちらつくのも、同じ年輪を歩んできた人間として嬉しいものだ。このドラマも実は宮崎が出演していたから観たいと思ったのだった。彼女には昔の同級生に会えるようなドキドキ感があると言ったら大袈裟だろうか。
 このドラマを観ていて、不条理なことばかりだと思った。毎日、通勤するビジネスマン、痴漢などに間違われないよう、気をつけたいものだ。