神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

天下分け目の戦い

macky-jun2009-08-30

NHK大河ドラマ天地人」が面白くなってきた。今日、秀吉が亡くなり、徳川家康石田三成との対立が表面化してきた。天下統一を果たし、天下人となった豊臣秀吉が存命の間は諸大名の秩序が守られていたが、織田・豊臣の天下に歯軋りしながらも、明日は我が天下とばかり、着々と準備をしてきた家康がこのチャンスを狙い、盛んに石田三成を挑発する、というのが今日のストーリーであった。
 松方弘樹(67)扮する家康と、若い小栗旬(27)扮する三成は、余りにも年の差(40歳)があり過ぎる気がするが、実際は家康の方が18歳年輩である。その分、家康の老獪さが出ており、面白い。主人公の上杉景勝・家老の直江兼続石田三成の西軍に就くことになる。今後のドラマの流れは天下分け目の一戦である、関ヶ原の戦いに向かうのだが、1600年9月15日の午前8時頃開戦ののろしを上げたこの戦いはわずか半日で雌雄が決まってしまう。当初、圧倒的な優位が見込まれた西軍は、相次ぐ裏切りに遭い、あっさりと敗れてしまう。歴史的な戦争がわずか半日で決まってしまったというのも、力抜けするものがある。全て用意周到な家康の策略に依るものだろう。そういう意味では家康は天才的な軍略家でもあった。
 石田三成小西行長らは京都で処刑されたのは無論のこと、毛利輝元上杉景勝も大幅に減封(領地削減)され、力を奪われてしまう。その後、東軍武将であった福島正則加藤清正の家系も、2代秀忠や3代家光の時代に武家諸法度違反で処分されてしまう。力のある大名は味方であろうと、次々に処分をする。この冷酷無比、用意周到な戦略性が、徳川政権が200数十年も続くことになった理由であろう。
 はたして今日の衆議院選挙の結果はどうなるであろうか。現在、夕方の7時。あと一時間で開票が始まる。関ヶ原の戦いのようにあっさり雌雄が決まってしまうのであろうか。この選挙が天下分け目の戦いだとしたら、歴史的な転換点になるのであろうか。何はともあれ、開票速報が楽しみです。