神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

改めて思ったベンチャーキャピタリストの心構え

macky-jun2009-02-03

  今日は、某社の民事再生に伴う株主説明会が、麹町区民会館で開催され、それに出席した後、友人のAさんと木更津にある会社に車で向かった。アクアラインを通って行くと、都心からはとても近い。街並みを抜け、海を越えると、あっという間に、千葉県だ。途中、昼飯を食べるところがなかなか見つけられなかったが、産直の野菜販売所でそば・うどんを食べさせてくれる店があって、そこでカレーうどん大盛を550円で食べた。おばさんの作ってくれたうどんはとても美味しく、この値段はとても安いと思った。
 今日訪れた会社は、2年前にできたばかり。詳しいことは書けないが、環境関連というか、自然エネルギー関連というか、次世代の成長産業である、とてもベンチャー的な事業である。さる有名な、ベンチャー的な色彩も持たれた大企業で、この事業をずっと手掛け、役員まで勤めた方が、スピンアウトして始められた大事業である。設備投資にまだまだ資金が必要であるし、量産体制を築いていくのに、まだまだ課題はたくさんある、アーリーステージの企業である。だけど、社長さんにお会いして、とても志の高い方だとお見受けした。
 やはり、動き回って人に会い、特に新しいことに挑戦している人の話を窺えるのは、とても楽しい体験だ。共感できる経営者を応援できれば、この上もない光栄だ。ついでに、巧く行った暁には、こちらもそのご相伴(キャピタルゲイン)に与らせて頂ければ、猶、光栄だ。下世話な話ではあるが、それが我々のビジネスである。
 自分の眼力を信じて、リスクを張る。リスクを張った、ご褒美としてのリターンがある。自分に、自信が持てなくなると、リスクも張れない。自分が、自分らしく、居続ける為には、リスクを張らなければいけない。しんどいビジネスである。常に自分の内面との葛藤でもある。自分を信じられない、というのは、すなわち自己否定を意味する。そんな状態は、決して気持ちいい筈もない。ベンチャーキャピタリストであれば、どんな否定的な見解や批判があろうとも、それに屈してはいけない。それは自ら敗北を意味するものである。