神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

自分を買おう

macky-jun2008-11-14

  群れない。現代社会は個人でいることが尊ばれる時代であるという。組織に所属していても、のびのびと自分らしくいることが、能力を開花させ、類い稀な創造力につながり、社会的にも価値のある存在となりうる。
 自分を磨き、自分を買う。それは如何に上質な個人として、人生を構築していくかのキーワードでもある。人生を楽しむためのコツでもあろう。自分を大事に思い、自分に投資をしていく。もっと自分というものを労わってあげてもいいのだろう。時に自分を買い被って、思い切り自分に賭けてみるのもいいのだろう。ここらでまた自分というものの存在に回帰してもいいのではないかと思う。
 家庭や会社という組織から離れてみて、自分というものを客観的に見つめ直してみる。本来、自分がやりたかったこととは何だったのか、何をする時が一番輝いた自分であるのか、歓びであるのか、そういったことを見直すべきではないか、というのが最近考えていることです。本当に疲れきってしまう前に、真剣に考えたいと思う今日この頃です。
 伝説的な存在となったが、かつて植草甚一という人がいた。明治生まれの雑学の大家として、1970年代にブレークし、その自由な生き方と先駆的な感性で若者の教祖となった作家であり、批評家である。彼が憧れの対象となったのは、誰も模倣できない独自の美意識と嗜好だった。一つの事柄から無限に枝葉を広げ、何でも話せて書ける人であったらしい。とてもJJ氏(植草甚一氏はこう呼ばれた)には足元にも及ばないのだが、多少小生もそれに近い類いの人間でもあるようにも思うし、そうありたいとも思う。一つのキーワードから、いかに思考を広げ、文章を展開していくか。ここ1年近くブログを書いてきて、常に考えてきたことでもある。自分を磨き、自分を買おう。