神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

「篤姫」、終盤を迎え絶好調

macky-jun2008-11-09

   大河ドラマ篤姫」が終盤を迎え、ますます最高潮で冴えわたっている。今日も幾つか感動的なシーンがあった。薩摩島津家の母を演じる樋口可南子がいい女優になったなあ〜と唸ってしまった。薩摩と幕府の戦争を見込み、篤姫の身を案じた小松帯刀から、薩摩に帰る様に文を書いて欲しいと求められる場面である。自分が生んだ母の気持ちと薩摩の女子として本懐を遂げて欲しいという愛情が実にうまく表現されていた。その昔、入社したばかりの頃、新潟県加茂市のお得意様で、あるお寺の住職の綺麗な奥様が「可南子なんて女としてはまだガキよ」と言っていたのを思い出した。「女としては」という表現に妙に色っぽさを感じたのだった。樋口可南子加茂市の出身でそのお寺が檀家であり、その奥様は小さい頃からの可南子をよく知っていた。今日の演技を観たら、あの奥様は何とおしゃられるかなと思ってみた。
 大奥で女中頭たち(稲森いずみ中嶋朋子高橋由美子)が「母からの文」の趣旨も踏まえ、薩摩との戦での篤姫の心を慮り、薩摩に帰る様に願い出る場面もよかった。篤姫は頑として、当然のごとく撥ね除けるのだが、ここで女中たちと、いわば大奥全体との連帯感がぐっと高まるのである。徳川幕府の崩壊も近く、当然それを感じていたと思うが、篤姫にとっては大奥のみんなと心ひとつに纏まり、より幸せを実感していたと思うのである。それをまた、薩摩の母は私の産んだ子だから、薩摩に帰っては来ないだろうと、断言する。幼き頃、その母から教えられた「人には持って生まれた役割というものがある」ということを篤姫は常に強く意識していたのだろう。人々の心の結びつきがギュッと詰まっていた、内容のある今日の放送であった。
今晩、八ヶ岳山行から帰ってきました。お伝えしたいことが沢山ある、いい旅でした。だけど、とても疲れてしまい、今日はもう書くだけのエネルギーが残っていませんので、明日以降であらためて書かせて頂きます。まずは写真のみご紹介させて頂きます。硫黄岳頂上から眺めた北アルプス連峰です。八ヶ岳は裾野が広く、他の山々からは独立しているため、周囲のパノラマを眺めるのがとても素晴らしいです。北アルプスが雲の上に浮かんでいるという感じでした。