神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

過去を追うな 未来を願うな

macky-jun2008-10-17

<<過去を追うな。未来を願うな。過去は既に捨てられた。未来はまだやって来ない。だから現在の事柄を、現在においてよく観察し、揺らぐことなく動ずることなく、よく見きわめて実践すべし。ただ今日為すべきことを熱心に為せ。誰か明日の死のあることを知らん>>(「マッジマ・二カーヤ」)
 これは釈迦の言葉です。その内容をひろさちやさんは、「反省や後悔はするな!希望や理想は持つな!」という風に解釈しています。一般的な世間の常識とはずれるかもしれない。実際は反省することは、くよくよ、じくじく後悔することなんです。やめたほうがいい。次に失敗すれば、そのときにまた、「あっ、しまった!」と思えばいい。失敗したって、命までは奪われない。何度も失敗を繰り返していい。失敗を楽しめばいい。それから、希望や理想も持ってはいけない。希望や理想を持つということは、現在の自分を不満に思っていることと同義です。今の年収では不満、現在の地位では不足。それは希望という名の欲張りです。どうして現在のあなたでいけないのか。あなたはあなたであって、現在の自分以外の何者でもない。現在の自分をしっかりと肯定し、その自分を楽しく生きればいいのです。それが仏教的な生き方らしいです。
 今日、投資先の元社長が訪ねてきた。その彼はある事情で会社を去ることとなり、現在は大変辛い境遇に置かれていると思われる。帰りしなに朝読んだ本の言葉が心に深く残っており、「過去を悔やんでもしょうがないし、明日何が起きるか知れぬ未来を悲観しても意味がない。現在に集中し、ベストを尽くしましょうよ。」と送り出した。本当は自分自身に言っている言葉でもあった。人間はつい過去と未来のことを考えて、暗くなってしまう。今だけに集中すれば、暗くなることはないのだ。今をひたすら一生懸命生きればいい。今をいきいきと溌剌と生きることで、それが連続した過去となり、明るい未来に繋がるかもしれないし、そうならないかもしれない。今を楽しみ、大事に生きることで、ただ気持ちが軽くなるのではないだろうか。
 写真は文面とはまったく関係がありませんが、今日昼に若い後輩のA君と荻窪駅南口の有名なラーメン屋「丸長」で食べた大盛りラーメン750円です。どんぶりにこぼれんばかりの大盛りでしたが、味も最高でした。濃いめの醤油味に太い麺が絡み合って、何とも言えない美味でした。現在に集中し、幸せを噛みしめながら食べました。湯気の立つ美味しそうなラーメン、どうしても文面よりも写真に目がいってしまいますね。