神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

やまとなでしこ畏るべし

macky-jun2008-08-03

 篤姫が引き続き面白い。特に今日は幾島との別れの場面で、とても好かった。井伊大老がますます悪役振りを発揮し、中村梅雀うまいぞと思い、村岡扮する星由里子は幾つになっても綺麗だと感心した。松坂慶子宮崎あおい(役柄の天障院と幾島)との掛け合いは回を重ねるごとに息が合い、絶妙になってきたように思う。
 全英女子オープン(London郊外のサニングデールで開催)で日本の女性陣が大活躍している。不動裕理が-13で首位、宮里藍が-11で3位、上田桃子が-8で10位、横峯さくらが-4の26位である。予選落ちは2名のみだった。先般の男子のG・ノーマンが活躍した全英オープンとは対照的である。何しろ日本の男性陣は7名全員が予選落ちしてしまったのだから。優勝の期待のかかる不動か宮里が優勝すれば、1977年の全米女子プロゴルフ選手権優勝の樋口久子以来の日本人メジャー制覇2人目となる。ちなみに日本人男子でメジャーを制した者はまだいない。
 9時からのNHKスペシャルでのマラソン野口みずきの特集を観た。野口はアテネの女子マラソンの優勝者であるが、女子史上初のマラソン連覇を狙っている。野口みずきは遅咲きで、高校時代はまったく無名の選手だった。宇治山田高校で陸上をやっていたが、高3の時、駅伝に出て47人中16位になった位で、まったく目立たない選手だった。実業団チームに入って、努力は人一倍していたようで、1日60KMの走り込みをしていた。アテネオリンピックでは圧倒的な優勝候補であったポーラ・ラドクリフが野口の走りについて行けず、なんと途中棄権をしてしまった。野口は上りが強く、早めの25KMでスパートし、勝負を仕掛けたことが功を奏した。マラソンは戦術も大変大事である。直近では北京の硬い路面コースに対応すべく、敢えて菅平高原の柔らかい山の斜面を走り、足の筋力強化を図ったらしい。150cmで40kgと小柄な野口は歩幅が150cmもあるストライド走法を取るのだが、ピッチ走法の選手に比べ、硬い路面は足に対する負担が大きいという。ピッチ走法でコースを知り尽くした中国の周春秀が最大のライバルと目されている。けれども、昨秋の東京国際女子マラソンを征した野口からは連覇への自信がとても強く感じられるのである。
 いずれにしろ、今日一日いろいろなニュースを耳にしているが、日本女子の力強い情報が多い。やまとなでしこ畏るべしである。
 写真は昨年11月の東京国際女子マラソンで優勝した野口みずき選手を自宅近くの飯田橋〜市ヶ谷間で撮ったものです。この時点で2位の選手をすでに振り切り、一人旅でした。