神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

(8)−神楽坂まつりー

macky-jun2008-07-25

   今年も神楽坂まつりの日がやってきました。例年、この頃はうだる様に暑い。7月第4週の金・土の夜(7〜9PM)に神楽坂通りの坂下から坂上まで、阿波踊りの連が連なる。今年で37回目とのことです。その前日の木曜日にほうずき市が行われている。我が家も神楽坂に住むようになって、22年目ですから半分以上は観てきたことになります。年々、人が増えています。祭りなので盛況大歓迎です。連の数も地元神楽坂の連ばかりでなく、高円寺とかやはり阿波踊りが盛んな地域からの参加も多く、熱気を帯びています。明日は6〜7PMを地元の小学校の連の時間になるようです。今年からの試みのようです。
 太鼓や横笛や金属の打楽器を打ち鳴らし、独特のテンポのいいリズムが我々の野生の感覚に呼びかけるのでしょうか。いつまでも耳から抜けません。おそらく、日本人が先祖代々聴いてきた音なのでしょう。理屈なしに感じるものがあります。このリズムに乗り、踊り子たちばかりか、観衆も時に踊りに参加していきます。夏の夜の開放感、これこそが夏祭り、という感覚です。
 金曜日の夜に行われる祭りは、1週間頑張ってきたビジネスマンにとってはとってもいいタイミングでの息抜きとなる。心の余裕があってこそ祭りは楽しめる。仮に何か悩みごとや仕事の重圧を感じていたとしても、阿波踊り特有の天を抜けた明るさ、馬鹿さ加減にひとは癒されるのだと思う。同じアホなら踊らなりゃ損損〜!という感覚だろう。
 過去、私自身も様々な心境で神楽坂まつりを迎えてきたけど、この明るさに裏打ちされた無常感を帯びたリズムと躍動的な踊りに救われてきたような気がするのである。