神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

株主総会のあとに餃子で一杯

macky-jun2008-06-20

 昨晩はこの2月に投資実行したN社の株主総会が18:00より開かれ、出席した。介護の支援サービスを職域団体等の組織へ福利厚生制度として導入し、介護サービス事業者をネットワーク化しつなぐ画期的なビジネスモデルを展開する会社である。会社は05/10に創業しているが、当初はビジネスモデルの検証、マーケティング、F/Sを行ない、昨年より各団体との契約交渉を始め、既に6団体、対象構成員150万人、サービス事業者6社との契約が出来、今期から本格的にサービス展開を行なう会社である。VCとしてはスタートアップに近い案件でもあり、かなり意欲的に思いを入れた投資である。
 株主総会は通常20分位でシャンシャンと型通り終わってしまうケースが多いが、N社の場合は真面目な経営陣の性格を反映して、議案の審議に入る前に昨年度の経営報告と今年度の経営計画について、1時間も割かれて、きっちりと説明がなされた。まさにこれからの会社なので、こうした丁寧な誠実な姿勢は好感が持てた。
 総会終了後、VCとして共同投資を行なった戦友でもあるNキャピタルのM氏と新宿御苑の近くで一杯やろうということになった。「餃子の福包」という先週開店したばかりという店に入った。M氏とは長い仲で、既に出会ってから15年になる。僕が初めてVC会社に異動となった時に、彼も出向で親元の証券会社から来ていた。以来、同じ年齢というよしみもあり、たまに飲みに行くこともあった。2年前にM氏が再び、VC業界に返り咲いてから、ビジネスを含め頻繁にお付き合い頂いている。
 それにしてもこの店は何でも安くて、つまみで一番高いメニューが焼き餃子・水餃子で290円、あとは殆ど230円。オープンになった入口近くの席で2人で焼き餃子をつまみながら、生ビールを飲んでいると、N社のNo.2のY取締役ほかN社のメンバー3名が入ってきた。おまけに我々の隣席が都合よく空いており、一緒に宴会とあいなった。彼らも大事な節目である総会を終えた後だっただけに、開放感と充実感に溢れているのが感じられ、気持ちのいい酒宴となった。
 M氏もY氏も小生のブログの熱心な読者であり、こちらが語らずとも近況を知ってくれており、話が早くて助かる。例の誕生日のハプニング(5/31「ゲーム」)を読んだY氏からは、「将来必ず振り込め詐欺にひっかかるタイプですよ」などと言われてしまった。また、「好きな作家や観ているTV番組は凄く被るけど、音楽は年代の差を感じました」とも言われた。Y氏は10歳若いので、聴いてきた音楽もかなりズレがあるようだ。例えば、ユーミンといえば松任谷由実荒井由実時代は知らなかったり、井上陽水を初めて聴いたのは別のミュージシャンのカバー曲だったり、フォークをまったく知らなかったり、ロックの趣味もたぶん全く違うのだろう。音楽はやはり時代を反映するので、10年の差は大きい。小説や映画の方が時差はないのかもしれない。この日はN社の若手ホープの32歳の男性と28歳の女性もいたので、年齢差ギャップは尚更だった。だけど、週末の晩に20、30、40、50代という年代を跨って餃子屋で、馬鹿話で一杯やるのは最高の気分だった。