神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

全日本柔道選手権の勝者はいかに

macky-jun2008-04-28

 29日に全日本柔道選手権日本武道館で行われる。日本一の柔道家を競う大会だ。この結果を考慮して、大会後に北京オリンピック100キロ超級の代表が決まる。国際大会に強い選手を選ぶという選考基準からすれば、今筆頭にいるのは昨年の世界選手権無差別級、今年2月のドイツ国際で優勝した棟田康幸だ。この大会で優勝すれば文句なく代表が決まる。しかし、棟田は過去この大会で実力を発揮できていない。アテネの時も世界選手権、ドイツ国際を勝っていたが、選抜体重別、全日本選手権で連敗し、鈴木桂治に代表をさらわれた。今年も選抜体重別を井上に僅差の判定で負けており、嫌な流れがある。棟田にとっては何よりも取りたい大会であり、イコールオリンピック代表に繋がる。
 次が若手の石井慧だろう。一昨年に19歳4か月の史上最年少でこの大会を優勝した。国際大会では3連勝中であるが、先般の選抜体重別を欠場し、代表選考上はマイナスとなっている。本人は出ていたら、優勝していたといたって強気である。
 2人に劣後するが、可能性のあるのが井上康生だ。最近は国際大会では不振であり、代表となるには最低限優勝することが必要条件となるが、準決勝で鈴木に勝つのは至難の業だ。力の衰えは隠せず、技も少なく内また便りなのも、代表としては弱いように思う。往年の技のキレは無く、外国人に研究され尽くされている。
 鈴木桂治は既に100キロ級で代表が決まっており、余裕の試合展開ができるだろう。3人の代表を賭けた必死の戦いと余裕の鈴木と、誰に勝利の女神は微笑むか。日本武道館は近いので、ジムに行った帰りに観にいこうかと思う。