神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

Billy Joelを聴きながら

macky-jun2008-04-07

 今日はラフロイグ10年を飲みながら書いている。アイラモルトシングルモルトウィスキーだ。スコットランド西岸の海に面したアイラ島で生産されたもので、爽快なピートの香りと海藻や薬のような香りがするとも言われ、癖のあるスモーキーでヘビーなのが特徴であるが、初め抵抗があるかもしれないが、次第に病みつきになる味わいである。机の傍らにラフロイグを置いて、暫くはまりそうである。
 音楽は30年来の友人、Billy Joelである。若い頃からBillyはいつも俺の近くにいてくれた。大学生の頃は「ストレンジャー」を聴いて、大都会の孤独が心にしみると格好をつけてみた。Billyの曲は好きなものが多いが、「イタリアン・レストランで」や「オネスティ」のような優雅な抒情的な曲もいいが、「ムーヴィン・アウト」や「若死にするのは善人だけ」のような躍動的な曲もいい。また、それぞれの曲にメッセージ性があるのも面白い。「若死に・・」では人生を無駄に過ごしている人へ、短い青春をもっと謳歌するように叫ぶ。
 82年のアルバム「ナイロン・カーテン」ではそのBillyのメッセージ性が全開する。82年は俺が社会人になった年で、独身寮の一人部屋でこのアルバムを聴き、いろいろなことを思った。「プレッシャー」はタイトルもストレートでいいが、多くの困難を潜り抜けてきた人の感慨や思いを真っ直ぐ、歌っている。いろいろなプレッシャーを、傷跡を作りながら潜り抜けてきた男への歌だと、Billyは語っており、プレッシャーを受けつづけの自分としては、とてもこの歌に共感を得た。
 「アレンタウン」という曲は物語的な歌である。10年間温めた曲らしいが、US製鋼所の工場のある都市として発展してきた町が深刻な不況にあえいでいる。そうした地方都市の盛衰と、そこに生きるブルー・カラーの親子二代を描く。決して夢を捨てず、前向きに描くBillyに力づけられた。
 「グッドナイト・サイゴン」は最もメッセージ性が強い曲である。ベトナム戦争のことを歌っているが、戦争に駆り出された若手兵士の立場で詩を書いており、次々と仲間がやられていく様をたんたんと静かに、時に力強く情熱的に歌い上げている。これを聴くといつも目頭が熱くなる。
 「アップタウン・ガール」は山の手の女の子と下町の男の子の恋の物語。違う境遇に生まれた者どうしの万国共通の悩みを明るく歌っている。これは俺が通うエアロウォークのレッスンでよくかかる曲です。この曲が流れると体が自然と踊ってしまいます。
 いや〜、Billyの曲を聴きながら、楽しくてついつい長々と書いてしまいました。ブログが大変なことになっていて、昨日、一昨日書いた「柔道オリンピック代表選考」の話がタイムリーだったのか、アクセスがもの凄く多くて、既に今日だけで250件くらい行ってしまいました。これまでは「東京大空襲」の時も反応がよくて150件位でしたが、今日は特別です。Googleで2位/80,700件とYahooで3位/325,000件と、何故か上位表示されたせいです。わざわざ、訪ねてくれた人に「何だ〜中身ないな」とがっかりされそうで、プレッシャーがかかります。