神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

禅的生活

macky-jun2008-02-26

 久々に弟の経営する中野坂上のHeidiで、某経済新聞社の編集委員をしている従兄弟H氏と元某長信銀にいて現在は某不動産管理会社にいる義弟のK氏(年は俺より6つ上だが)と親父K次郎氏と共に集まった。
 二人は50歳代半ば、話が精神世界に段々入ってきて、玄侑宗久という僧侶をしながら第125回の芥川賞を受賞した作者の話になる。彼は慶応大学文学部を出た後、作家を目指したがなかなか花開かず、僧侶となり、後に芥川賞という形で大輪の花を咲かせた人だ。
 彼が「禅的生活ちくま新書(03/12/8)という本を出していて、それをK氏が読んでいたが、偶々前にH氏が取材をしたことがあったということで話は一気に盛り上がった。H氏の理解によれば、禅というのはあるがままの世界を受け入れることで、為すがままに、まさに「Let it be」の世界だという。自分というのは自然の中の分身という意味で、あるがままの姿を受け入れることを現わしている禅の世界の一部だという。まさに禅問答かな。
 風流というのは風の流れでゆらぎというもので、変化を指すらしい。ゆらぎを楽しむのが生きていく上でのコツだという。要は変化を楽しんで、流れに逆らわず、順応していく、ということか。
 まったく、同書を読んでいないにも関わらず、あまりにもH氏の解説がうまいので納得して、わかったことのみ書いているが、一度しっかり読んでみようと思う。俺はこの中では一番若いが、我々の会話も年齢と共に変わってきたな、と実感した晩だった。”禅” 学ぶ価値あるぞ、と思わず感じた。