神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

就活コンサルタント

macky-jun2008-02-25

  今日は久々に有休をとった。取り敢えず急ぎの仕事が無く、書斎にあるオーディオのCDレコーダーが調子悪く修理に持って行き、ついでに3/2までやっている国立新美術館横山大観展を観に行こうと思っていた。
 しかし、結局何一つ実行しなかった。まず、CDレコーダーはDENON製のミニコンポだけど、いざ修理に出そうとしたら、ちゃんと動きだしたのである。天邪鬼である。暫く様子を見るか。
 そもそも昨日はブログを書き出したのが遅く、結局書き上げたのが夜中の2時少し前だった。地下鉄シリーズ第2弾として、浅田次郎氏の「地下鉄(メトロ)に乗って」を取り上げた。何時引用しようか考えていたが、映画化からも1年以上経ち、もう既に古いが落ち着いたテーマだからいいかと思った。ということで、結局起きたのが9時過ぎと遅く、横山大観展も毎年どこかでやっているし、そもそもチケットを持っている訳でもない。「もういいや」ということで一日家にこもって、昨日の余韻で「地下鉄(メトロ)に乗って」のDVDを観たり、ブログを検索したり、本を読んだりしていた。やりたいことは山ほどあるが、いっこうに果たせない。 
 夜、子供の友達が就職の相談に乗ってほしいとやってきた。ついこの間の金曜日の晩もやってきて、俺は酒を酌み交わしつつ、熱く語ったばかりだった。何故かすっかり頼られてしまったようだ。これが3度目の就職相談だった。某大学文学部の3年生だが、今、就活の真っ最中で、この2週間で決まりますとのことで必死な様相だった。初め2/13に話した時は、まだ好きなもの、どの仕事がいいのかが絞り切れていない様子だった。俺からは「これだけはしたくない、消去法で消していくと、自分の好きなものが見えてくるかもしれないよ」と言った。「自分の強み、学生時代に文武両道でやってきたということをうまくアピールできるといいよ」「就職は取り敢えず、縁を大事にして決め、働きつつ、自分が何を本当はやりたかったかを考えてもいいのではないか」などと呑気なアドバイスをした。2度目は選んできた訪問先に駄目だしをしたり、より具体的なコーチングを行なった。
 3度目の今日はだいぶ絞れてきたみたいで、ホテルなどのサービス業につきたいと言ってきた。俺からは「就職先やその業界を調べていくのは最低限の礼儀として必要で、大事なのは自分がどういう人間なのかを認識して、相手にしっかりと伝えることができるか。小手先を弄しても後で苦労するだけ。就職活動はまさに自分自身を企業に対し、売り込みにいくことなので、自分という商品をまずはSWOT分析のような手法で、あらためて整理して、認識すること。それだけでもこの時期は価値がある。自分というものをじっくり考える時期は人生の上でそんなに多くないので大事にして欲しい」というような話をした。
 全て自分が就職で経験してきたこと、ずっと社会人になってからも就職面接官をして経験してきたことの集大成をお話したつもりだ。特にここ何年間かはあらためて自分自身にとっての職業というものをとことん考えてきた。我ながら、就活コンサルタント、合ってるかもと思ってしまった。